「600万円相当の仮想通貨」が“たった2ヶ月”で大変なことに…。大暴落で失った総額は
『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。
2025年1月、ビットコインはついに1,700万円をつけた。過去最高値を更新し「次は2,000万円だ!」と市場は熱狂していたが、その後の展開はご存じのとおり。わずか数ヶ月で1,200万円まで急降下し、相場はすっかり冷え込んでしまった。
ビットコインですらこの有様なら、アルトコインの惨状は推して知るべし。いや、推して知るまでもなく、見たら分かる“地獄”である。
あんなに膨らんでいた俺の資産。600万円あったはずが、気がつけば半分。天井からたった2ヶ月で半減である。日々、SNSでは「バブル終了のお知らせ」という声が飛び交い、もはや相場はお通夜ムード。
「これは“バブ終わ”なのでは……?」
そんな言葉が頭をよぎるたび、胃がキリキリと痛む。何をしていても憂鬱な気分が抜けない。こんな日々、みんなどうやって乗り越えているんだ?
それにしても、アメリカ大統領選。トランプが当選したとき、仮想通貨界隈は「これで爆上げくる!」と大いに期待していた。だが蓋を開けてみれば……めちゃくちゃしてるやん!
相場は乱高下、経済政策は予測不能、国際情勢は混迷……。引っ掻き回すのやめぃ!!
株もコモディティも、あらゆる市場が混乱の渦に飲み込まれ、気づけばポートフォリオは真っ青。投資家たちは涙目でチャートを眺める日々。気晴らしに外出すれば、円安のせいで何もかも値上がりしており、余計に悲しくなる……。
たしかにこの暴落で資産は目減りした。でも、ちょっと冷静になって考えてみよう。
「それでもまだ、買ったときより何倍にもなっている」
思い返せば、初めて仮想通貨を買ったときは、ビットコインが200万円台、アルトコインも今よりずっと安かった。あのときからすれば、今の価格でも十分に高い水準だ。
そう、問題は「期待しすぎてしまったこと」なのだ。
バブルに浮かれ、「このまま右肩上がりで天国へ一直線!」と思い込んでいた。でも、そんな都合のいい話があるわけがない。相場というのは波のようなもので、上がるときもあれば下がるときもある。大事なのは、その波にうまく乗ること。
結局、長期的に見れば、俺の資産はまだプラスだ。短期の上下に振り回されて焦るのではなく、しっかりと将来を見据えて動くべきなのだっ!
と言いつつも、チャートを見てはため息をつく毎日なんだけど……。
漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84




第百八十三話 半減
トランプ就任により暗雲が立ち込める事態に…
買ったときよりは…
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