更新日:2022年12月14日 01:07
エンタメ

生誕60年の集大成「みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展」がスゴすぎる

 現在、川崎市市民ミュージアムで開催中のある展覧会が「凄まじい」と話題を呼んでいる。展示点数は1000点以上。しかし、高名な美術家の作品を展示した“個展”とは全く違う代物だという。

展示品を凝視する来場者。美術館特有の厳かな空気に包まれているが、展示されているのは……

ん、学級新聞……?

これは受験票!?

大量の牛グッズ……!?

 そう、この展覧会の名は「MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958」。みうら氏の還暦を記念して催された、同氏初となる公立美術館での展覧会だ。  現在みうら氏が牽引する“仏像ブーム”の原点ともいえる「仏像スクラップ」などの小学生時代の作品群から、青年期の「フォークシンガーブーム」、「イラストレーターブーム」、はたまたデビュー後の漫画原稿やCD、「アウトドア般若心経」や「ゆるキャラブーム」などに至るまで、60年間でみうら氏が辿ってきた「マイブーム」の変遷が、とにかく膨大すぎる“製作物”と“収集物”でつまびらかにされているのだ。

高校時代には何百曲ものオリジナルソングを制作。それらを録音したカセットテープ、歌詞カード、自分の曲に対して自分で書いたライナーノーツまで展示

美大生時代のイラスト群。これらをしたためた「天才のスケッチブック」(通称:天スケ)は100冊を超えるそう

’80年に『ガロ』で漫画家デビュー以後の作品原画も

国内外で収集した「ヘンジク」(=ヘンな掛け軸)コレクション。よく見るとシャ乱Qの掛け軸、アウン=サン=スーチーの掛け軸も

「ゴムヘビ」コレクション。オモチャだとわかっていても気持ち悪いことこのうえない

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「なんだコレ!?」と言わずにはいられない展示品の数々
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【 FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958】
会場:川崎市市民ミュージアム
日程:~3月25日(日)
開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30)
休館日:毎週月曜日、3月22日(木)
観覧料:一般800円(640円)、大学生・高校生・65歳以上600円(480円)、中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金
https://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/9910/
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