奇食評論家『奇食が人気フードになる可能性は大。それが研究の最終目標です』
―[[ニッチ系評論家]の奥深~い日常]―
廃墟、カップラーメンなど、ある程度の市民権を持っているマニアの評論家が存在する今、さらにディープな研究をする人たちがいるという情報を聞きつけた。いったい彼らは、どのような日々を送っているのかを追いかけてみた。もしかしたら、この中に来年にはメディアに引っ張りだこになっている評論家がいるかもしれない?
【グルメ編】
★奇食
奇食が人気フードになる可能性は大。それが研究の最終目標です<リム氏>
約6年半前から、500食もの”奇食”を食しては、レポートを発表してきたというリム氏。奇食とは見た目や味などが変わった食べ物。例えば、岡山の漁港名物”カキフライ入りソフトクリーム”などがそれにあたるという。
「あるとき、趣味の雑貨屋巡りで ”いかチョコ”という妙なお菓子を見つけ、自分のHPに感想を書いてみたんです。すると読者から『もっとほかにも書いてくれ』と要望があって、調子に乗って書いていたらこんな数に(笑)」
以後、リム氏のHP「奇食の館」は人気サイトになり、いつしか「毎日メールが届き、情報提供も絶えず届くようになった」という。
「普段から各地方紙のサイトやタウン誌で奇食情報を集めています。読者は、見た瞬間に想像する味と食べた味のギャップがあるほど反応が大きい。だから、いかに読者の想像を裏切れるか、に気を使ってます。でも、今は一般的な苺大福も最初は奇食だったんです。だから僕が体験したものからスター食品に出世する可能性もある。そんな希望を持ちながら、日夜”研究”に励んでいるんですけどね(笑)」
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