6万円のビニール袋を販売したセリーヌに“批判殺到”…のウソ
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
▼高級ブランドの限定商品は、590ドルのビニール袋!?
高級ブランド「セリーヌ」がアメリカの百貨店で販売するレジ袋がネットを賑わしている。透明のビニール袋にもかかわらず590ドルという高値だったからだ。袋にはブランドロゴとともに、4か国語で「子どもの窒息を避けるためバッグでイタズラしないで」という文言があるのみ。ネット上では「誰が買うんだ?」「嫌なら買うな」などの声も
高級ブランドのセリーヌが、シアトルの百貨店にポップアップショップを出して、そこでビニール袋が590ドル(約6万円)で販売されて批判されているってのがニュースになっているようです。んでも、ネット上の声を見ていると「ビニール袋なのに高すぎる」って批判とは、ちょっと違う印象があったりします。
どんな感じなのかというと、「ブランドなんてそんなもん」とか「それで商売成り立ってるなら適正価格なんだよ」とかみたいにブランド品が高いことは当然っていうものだったり、「高付加価値路線の成れの果てって感じ。もっとぶっ飛ぶべき」とか「客がどこまでアホなのかのテストだろ」みたいな皮肉っぽいのが多かったりして、商品が高すぎるってことを叩く意見を言う人が少ない気がするんですよね。
もちろん世の中には自分の価値観を押し付けたい人が出てくるので、「高すぎる」と文句を言っている人もなかにはいますけど、そこまで多くはない気がします。
ブランド品の高額レジ袋に、驚く人ってイマドキいます?
1
2
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
記事一覧へ
『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』 仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う! 50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。 |
『ざんねんなインターネット』 日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」! |
『僕が親ならこう育てるね』 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。 |
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ