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サラリーマンに訪れる“55歳の壁”。乗り越えるためにすべき5つのこと

 年金の支給開始年齢の引き上げをにらんで、サラリーマンの定年が60歳から65歳へと引き上げられる過渡期にある現在。しかし、ほんの30年ほど前までは「55歳定年」が主流だった。そんな「55歳」というボーダーラインは、今日では見えざる壁となって現役サラリーマンの前に立ちふさがっている。例えば、サラリーマンは55歳を超えると会社から“戦力外”扱いされるという話もあり、実際SPA!で55~60歳の男性にアンケートを行ったところ(回答者数3018人)、58.9%が「55歳を境に人生が“下り坂”になった」と回答していのだ。 55歳の壁

55歳の壁を越えるには?

 職場での戦力外扱い、それに伴う収入のダウン、そして子供の教育費など、“55歳の壁”はさまざまな角度からわれわれの人生を阻もうとするが、その本質をひとことで言えば「生きていくためにいやいや仕事を続けなくてはならないツラさ」ということになるだろう。 「仕事がツラいのはどの世代でも同じですが、若い世代と違って55歳には転職という逃げ道がほとんど残されていない。そこへもってきて、医療費だ教育費だとカネがかかるため、いさぎよく会社を辞めるという選択肢もない。会社からお荷物扱いされてモチベーションは極限まで下がっているにもかかわらず、不本意ながら会社にしがみつかなくてはならない……この状態が、メンタル的には一番堪えます」(ジャーナリストの溝上憲文氏)  55歳ともなれば“残りの会社人生は消化試合”という気分になりがちだが、年金がもらえるまではあと10年(ゆくゆくは15年)もある。その間ずっと“いやいや”が続けば、それは地獄だろう。 「そんな状態から脱するシンプルな方法が、ささやかな副業を持つこと。少額でも会社以外に収入源があれば、安心感と充実感が違います。私の知人にも、50歳を過ぎてライターになった会社員がいるのですが、逆に職場を取材の場として楽しめるようになったとか。55歳の壁に直面した人にとって、ただの趣味ではたいした気晴らしになりません。むしろ『こんなことをしている場合なのか』などと、かえってストレスになる恐れも。趣味なら趣味で、お金をもらえる趣味を持つことが大事なんです」
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何を副業にしたらよいのか?
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