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『不思議のダンジョン』ファン集まれ!口コミで広がる新世代ダンジョンゲーム『世紀末デイズ』

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

『世紀末デイズ』 iOS、Android/DeNA Co., Ltd./基本プレイ無料  スパイク・チュンソフトが開発に参加し、DeNAが配信するスマホゲーム『世紀末デイズ』が7月26日にスタートしました。『世紀末デイズ』は、『不思議のダンジョン』チームが手がけた新たなダンジョン探索RPG。リリース後の評判も良く、ジワジワと口コミで広がりを見せています。

『世紀末デイズ』

 ゲームの説明に入る前に、まずは『不思議のダンジョン』の歴史を簡単に振り返っていきましょう。『不思議のダンジョン』シリーズの第1作目は、1993年にスーファミ向けに発売された『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』。『ドラゴンクエストIV』の3章に登場し人気を博した商人のトルネコが主役でした。  入るたびにダンジョンが自動生成されるというシステムは、PCゲーム黎明期の『ローグ』をルーツとし「ローグライク系」と呼ばれます。日本ではあまり馴染みがなかったローグライク系ゲームを一般ユーザーに広めたのが『トルネコの大冒険』。当時は『DQ』のスピンオフ作は珍しかったため、そこをきっかけに遊び始めて、“不思議のダンジョン”の魅力にどっぷりハマったという人も多かったでしょう。  ダンジョン内で倒れるとすべてを失い最初からというのは緊張感抜群。クリア目前の最深部では一歩動くのもビクビクで、手汗をビッショリかきながら進んでいったのを覚えています。楽勝のはずが不用意に罠を踏んで死んでしまい、魂が抜けたこともありました。  1995年には『不思議のダンジョン2』として『風来のシレン』が登場。和風世界が舞台となり、武器の合成や複数のアイテムを入れられる「壺」など、ゲームシステムも進化しました。この『風来のシレン』シリーズはさまざまなハードで展開され、ナンバリング作としては現在『風来のシレン5』まで進んでいます。また、若い世代には2005年からスタートした『ポケモン不思議のダンジョン』もおなじみでしょう。
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『世紀末デイズ』は崩壊した東京が舞台!
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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