更新日:2019年02月19日 14:55
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「逆さ吊りは65才まで」プロのSM女王様が専属M男から得た珠玉の名言集

―[山田ゴメス]―
 職業女王様──すなわち、M気質の強い(おもに)男性顧客を縛ったりシバいたり詰ったり放置したりする行為によって報酬を得る仕事に就く女性は実在する。そして現在、そのSM業界は、新しく“入門”してくるM男が激減し、いっぽうの常連客は老いていくばかりで、年ごとに一人減り二人減り……と、もはや斜陽の産業になりつつあるという。 ハイヒール そんななか、僕ゴメス記者が懇意にしている、かつてのカリスマ女王様から伺った、このままでは埋もれていくに違いない、筋金入りの超ベテランM男サンたちが残した名言の数々を、今日は紹介しよう! 【1】 こんな身体になった自分がいいんです。不自由な生活を日々満喫しております あまりにハードなプレイを長年享受し続けてしまったがゆえ、紙おむつなしでは外出すらできなくなった当時還暦のM男サンに、女王様が「後悔してないの?」と訊ねたときの言葉。SMとはプレイ中だけではなく、日常生活にまで及ぶ深遠な“観念”なのだと知らしめさせられる格言である。 【2】 逆さ吊りは65才まで SMプレイでの大技中の大技である「逆さ吊り」を断腸の想いで、その5年前にNGとした当時70歳のジェントルM男サンのお言葉。本当は「逆さ吊りで死ねたら本望」との葛藤もあるようだが、実際死んでしまったら女王様が殺人罪に問われてしまいかねないので……がNGの理由らしい。 【3】 蹴ったり殴られたり鞭打たれてるので、身体は丈夫ですが、乳首だけは弱いんです… 「乳首に洗濯ばさみ」といった一昔前のコントのようなプレイを女王様から強いられたときに当時50代前半のM男さんが思わず発してしまったお言葉。本心では乳首を責められ、嬉しくてしょうがないのは言うまでもない。 【4】 普段は普通の生活を送っていますが、やはり、どうしようもないマゾです プレイ後のピロートークで、ふと定年を迎えたばかりの当時60歳のM男サンが漏らしたお言葉。やはり、SMとはプレイ中だけではなく、日常生活でもまろび出てしまう本能的な“性癖”なのだと知らしめさせられる金言である。 【5】 何度も女王様に約束をすっぽかされて、「人間としていかがなものか」と、今度こそ意見しようと思っても、お顔を見てしまうと、ついつい許してしまうんです 女王様によるすっぽかしの連続で5年ぶりに出会った、当時63歳で某有名大企業専務の役職に就くM男サンのお言葉。単なるノロケ? 【6】 ワタクシをアナタの子どもだと思って一から教育し直してください! 当時68歳の某有名俳優が土下座しながら訴えたお言葉。ある意味、究極のワガママ。M男とは裏を返せば世界でもっとも自己中心的なイキモノなんである。 【7】 女王様の聖水の味で、御体調の具合がわかります! 飲尿プレイに目がない75歳のM男サンのお言葉。おしっこグルマンの真骨頂とも呼べる魂のオマージュ。それにしても「御体調」ってなんだ……!?  以上、SMに開眼していない人にとっては一生縁がないであろう発言の数々をご紹介した。親愛なる日刊SPA!読者皆さまにとって、なんらかのお役に立てれば幸いだ。<取材・文/山田ゴメス>
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
モテと非モテの脳科学 - おじさんの恋心はなぜ報われないのか -

シブいおじさんとキモいおじさんは「脳」で決まる!

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