更新日:2019年01月18日 11:56
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“Supremeおじさん”はイタい? 40代の「ロゴ入りアイテム」はどこまでOKなのか

Supreme

ロゴの主張が控えめなTシャツに、フォーマルなジャケットとスラックスを合わせ、さらに黒スニーカーでカジュアルダウンしてみた

 約20年前の裏原宿系ブームを牽引したストリートブランドの“Supreme”。その後、いったん陰りを見せたが、ハイブランドとのコラボや近年の’90年代リバイバルブームなどにより、10代・20代の若者を中心に人気が再燃している。一方で、当時憧れながらも貧乏で購入を諦めざるを得なかった若者は、いまや小金を持った中年に。そんな彼らは「Supremeさえ着ていればおしゃれ」と短絡的にボックスロゴのTシャツを着て“ドヤ顔”で休日の街を練り歩く。  こうした思考停止状態を、ファッションバイヤー・MB氏は次のように指摘する。 「中年にはカジュアルすぎるのに、『昔と変わらず今もイケているブランドだから』という絶対的な信仰に毒されていると思います」  アイテム別の「あり・なし」を女性300人に調査したアンケートでは、「ロゴ入りTシャツ」が108人、「ロゴ入りパーカ」が83人と、主役級のアイテムを「あり」と回答した女性は半数を大きく下回る。 「見た目は秋葉原のおじさんと大差ない」(21歳・大学生)や「40代男性の魅力は落ち着いた大人な雰囲気。なのに若づくりしすぎで痛々しい」(26歳・金融)と、そのコーディネートやセンスのなさにダメ出しが殺到。“Supremeおじさん”を冷ややかに見ていることがわかった。

小物ならギリOKだが、中年らしさは失われる

 その理由をファッションディレクターの藤巻英治氏はこう語る。 「若者が並んででも欲しいレアなアイテムを、中年男性が同じように手に入れようとする。その大人げない必死さが透けて見えると女性は残念な気持ちになります。どうしても着るならパンチ力のあるボックスロゴのアイテムはすべて避け、目立たないロゴのアイテムか、ピスタグだけにブランド名が入ったシャツが無難です」  MB氏も「Tシャツ、デニム、スニーカーとすべてカジュアルだとメリハリがなくダサい印象に。Tシャツはフォーマルスタイルの遊びや外しにして」と手厳しい。
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