ビジネスクラスの旅なのに、用意された席はエコノミー…なぜ?――ビジネスクラスで世界一周の旅
昔ほどのスペシャル感はなくなったとはいえ、今も大勢の人にとっては一生無縁であろう世界一周。2010年の秋、週刊SPA!の企画でLCCを使って世界一周をしたことがある筆者(※日本~北米はLCC未就航だったので別の航空会社を利用)が、今度は「ビジネスクラスで優雅に世界一周」に挑戦。10万2830円と約2年で貯めた11万5000マイルをビジネスクラス世界一周航空券に変えいざ出発!
ビジネスクラスで世界一周の旅も残り僅かで、NYまで到着した筆者の次の目的地はカナダのトロント。フライトはラガーディア空港という、マンハッタンから一番近い空港だ。
エアカナダの専用ラウンジ『メイプルリーフラウンジ』に訪れたのは夕方だったが、利用客は筆者を入れて数える程度。国内線中心の空港とはいえ、アメリカの空港ラウンジはどこも混雑していると聞いていただけに、ちょっと拍子抜けしてしまった。
これで食べ物が充実してれば最高だったが、クッキーなどの菓子類を除けばチキンクリームとミネストローネのスープが2種類で、サラダやペンネなど数種類があるだけ。
利用者の間では北米のラウンジはあまり評価が高くなく、確かにヨーロッパで訪れた各空港のラウンジに比べると、少し見劣りしてしまう。
でも、ビールは個人的には大満足。ギネスビールをはじめとする4種類のサーバーがあり、ブルックリンウインターラガーという冬季限定ビールまで。しかも枝豆まであり、「ビール好きの日本人のために作ったのでは?」と感じるラウンジであった。
トロントには3泊したが、ここでの目的は読者でも知らない人はいないであろう「ナイアガラの滝」の観光。最寄りの都市だと聞いていた割には、現地まで市内からバスを乗り継いでなんと2時間以上もかかった。観光で行く人はそれを覚悟してほしい。
だが、想像していた以上の大迫力に感動! 観光の際は外せないスポットであることは間違いない。
また、トロントは北米でも有数のチャイナタウンがある街。「SPA」と掲げてある看板に思わず反応してしまったが、これは偽装エロマッサージ店だった模様。
「まるで中国?」と錯覚する街並みと料理が楽しめるだけあり、観光客には人気のスポットのようだ。
日本人にピッタリなエアカナダのラウンジ
実は、トロントからかなり遠いナイアガラの滝
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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