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急速充電の普及で屋外での充電所要時間は大幅に短縮
「急速充電のモバイルバッテリーは本当に便利。使い始めたら手放せなくなります」とは、IT・ビジネスライターの柳谷智宣氏。
「急速充電は、その名の通り、通常の2~2.5倍くらいの速さで充電できる機能のことです。私の場合、仕事柄、外出中もスマホを触る時間が長いのですが、充電しながらの作業は動きが制限されて不便。さっさと充電を済ませられる急速充電のモバイルバッテリーはそのストレスが軽減するのでかなり重宝しています」
柳谷智宣氏
数々のモバイルバッテリーを使いこなす柳谷氏が中でも太鼓判を押すのは、Ankerの製品だ。
「コンパクトサイズながら大容量の『Anker PowerCore 10000 PD+』を現在は主に使っています。Android用ならQEというAndroid搭載スマートフォンに対応した『Anker PowerCore+10050QC3.0』がオススメです」
また、急速充電には非対応ながらユニークな性能を備えているモデルもある。
「モバイルバッテリーと充電器が一体化した『Anker PowerCore Fusion 5000』は本体にプラグを備えており、そのままコンセントに直差しできるのが特徴です。充電器として動作するだけでなく、USB端子も2つあるので、同時に2台までのスマホやタブレットなどを充電できる。これさえあれば、持ち運ぶ荷物を減らすことができますし、実際に使ってみると、その便利さを体感できますよ」
性能と価格のバランスに優れるAnker製のモバイルバッテリーのほかには、個性が際立つ国内メーカー品もある。
「ティ・アール・エイというメーカーからは5万mAhという驚異的な容量のバッテリーが発売されています。重量が約860gもあるため、普段の持ち運びには向きませんがアウトドアでは便利。同じメーカーの残容量が表示されるタイプのアイテムも『使おうとしたらほとんど残量がなかった』というシチュエーションを回避できるので安心感があります」
▼1位 Anker PowerCore 10000 PD+ 実勢価格:5000円
USB PD対応で、最大18W入出力のモバイルバッテリー。手のひらに収まるコンパクトサイズながら10000mAhと大容量なのも魅力
Anker PowerCore 10000 PD+
▼2位 Anker PowerCore+ 10050 QC3.0 実勢価格:6500円
充電規格QC 3.0に加え、Anker独自技術のPowerIQとVoltageBoostを採用。あらゆるUSB機器にも、フルスピードで充電が行える
Anker PowerCore+ 10050 QC3.0
▼3位 Anker PowerCore Fusion 5000 実勢価格:3000円
充電器とモバイルバッテリーの機能を兼ね備えたハイブリッド製品。それぞれ個別に持ち歩く必要がなくなるので、荷物を減らせて便利
Anker PowerCore Fusion 5000
▼4位 ティ・アール・エイ cheero Power Mountain 50000mAh 実勢価格:1万4500円
50000mAhの特大容量バッテリー。持ち歩くのには不向きだが、キャンプなどのアウトドアはもちろん、災害発生時も活躍が期待できる
ティ・アール・エイ cheero Power Mountain 50000mAh
▼5位 ティ・アール・エイ cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W 実勢価格:3540円
USB PD対応の大容量モバイルバッテリー。cheeroブランドとしては、残容量を表示するデジタルインジケーターを初めて搭載した
ティ・アール・エイ cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W
【IT・ビジネスライター・柳谷智宣氏】
20年以上のキャリアを持つIT・ビジネスライター。酒好きが高じて、’11年に原価BARをオープン。海底熟成ウイスキーの販売も行う
<取材・文/週刊SPA!編集部>