隠れた才能を見つけて職場で輝く技術
今の職場で自分はあまり能力を発揮できていないような気がする……。
そんな悩みを持つ人も多いと思われる。巷のビジネス書には「自分だけの強みを見つけて伸ばせ」などと記されているが、果たして自分にはそんな一目瞭然のセールスポイントがあるものだろうか?
一般的に企業では、積極的である、誰とでも気兼ねなく話せる、飲み込みが早いなど、わかりやすい能力を良しとする傾向があるが、社会人に本当に必要な能力は「隠れた才能」ではないか、と考えてみてはどうだろうか。
「自分には強みがないと思っている人は、実は強みを語る語彙を持っていないだけ」というのは、転職アドバイザーの細井智彦氏。「例えば他人に頼りがちの人は、自分のことを依存体質と考えたりしますが、これを依頼力がある、と捉え直したらどうでしょうか?」
他人に頼るのが上手ということは、ひとりで抱え込んでも仕方のない仕事を、周囲の力を借りてこなしていくことに長けているということ。こう考えれば、自分のことをポジティブに捉えられるではないか。こうした能力こそ、「隠れた才能」なのだ。
今回、我々は日本の平凡な会社員が見落としていそうな才能を独自にリストアップしてみた。例えば以下のチェックシートを見てもらいたい。
1 過ぎた失敗を何度も思い返してしまう
2 通勤電車の中では主に考え事をしている
3 人に聞くより自分で考えるのが好きだ
4 一人で過ごす時間を楽しめるほうだ
5 自分のことは自分が一番わかっていると思う
6 自分の改善すべき点について考えることが多い
7 内省的だと言われたことがある
8 自問自答する癖がある
9 割とクヨクヨする性格だと思う
10 昔のことをなかなか忘れないタイプである
一見ネガティブに見えがちな項目が並ぶが、これらのうち8項目以上が当てはまる人は、「振り返り力」が強い人なのだ。この能力を持つ人は、自分のことをクヨクヨした人間と思いがちだが、実は過去の失敗から学ぶことが人より上手。こうした人は組織が抱える課題を発見する能力にも長けている。
6/21発売のSPA!6/28号「隠れた才能の見つけ方」では、このような一見地味な隠れた才能を発見する方法を、12タイプのチェックシートを用いて解説している。ジメジメした梅雨時、仕事でウジウジ悩んでいる人は必見だ。
⇒詳しくは週刊SPA!6/28号にて(電子雑誌版も発売中)
イラスト/コヤナギユウコ 文/横分鉄男
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