『どうぶつの森』の大ブレイクは『ピクミン』にも波及するか?
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
8月6日に発表された任天堂の2021年3月期第1四半期の業績は絶好調。ゲーム専用機ビジネスの売上高は前年同期比2倍以上の3445億円。特に3月に発売された『あつまれ どうぶつの森』が今期1063万本を上乗せし(累計販売本数2240万本)、ハードも牽引しました。
この『どうぶつの森』と似たようなイメージがあるのが『ピクミン』シリーズです。『ピクミン』も国内外問わず根強いファンに支持され、世界観も独特でかわいいタイトル。『どうぶつの森』が大ヒットした勢いを借りて、『ピクミン』も世界的なタイトルに飛躍できるか。10月30日に発売される『ピクミン3 デラックス』に注目が集まっています。
『ピクミン3 デラックス』
Nintendo Switch/任天堂/10月30日発売/5980円(+税)
『あつまれ どうぶつの森』は新作でしたが、今回の『ピクミン3 デラックス』はWii U向けに2013年に発売された『ピクミン3』のパワーアップ版。とはいえ、2017年の『Hey! ピクミン』以来の新作で、ファンにとってはうれしいニュースでしょう。
初代『ピクミン』は2001年にゲームキューブでリリースされました。「ストロベリー・フラワー」が歌うCMソング『愛のうた』が「サラリーマンの哀愁を表している」と共感を呼び、累計90万枚のヒット。ゲームも一世を風靡しました。
不思議な生き物「ピクミン」の力を借りて未開の惑星を探索するゲーム内容は斬新で、地面から引っこ抜かれたピクミンが、後ろをぞろぞろついてきて、物を運んだり、原生生物に食べられたりする健気な姿が心に染みました。
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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