更新日:2022年03月16日 14:45
カーライフ

10年前1500万円だったカウンタックは今いくらで買えるのか

フェラーリ好きもメロメロ

 ランボルギーニ・カウンタックといえば自動車芸術の最高峰、キング・オブ・スーパーカーということに異論はないでしょう。イマドキもっと速いクルマ、値段が高いクルマはいっぱいありますが、カウンタックの存在感はオンリーワンであります。そんなカウンタックをまた買いました。10年前に1500万円だったカウンタックは今いくらで買えるの?
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LAMBORGHINI COUNTACH

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

走る横綱! スーパーカーの東大!! カウンタックを、また買いました

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フェラーリ328GTS(右)とカウンタック25thアニバーサリーのオーナーになれて幸せだなあ……。(たぶん)スーパーカーはこれで打ち止めです!

 私儀、この度、ランボルギーニ・カウンタックを買いました。10年前にも買ったけど、もう一度買いました。  10年前はフェラーリ崇拝者として、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の教えに従ったまで。一種の地獄の鍛錬だったけど、今回はまったく違います。純粋にカウンタックを求めるココロが沸き上がってきたのです!  なぜなら、この10年間で、カウンタックがいかに偉大であるか、ようやくわかってきたから!
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10年前に買った、カウンタック・アニバーサリー

 なにせ存在感がケタはずれだ。地上を走る乗り物で、カウンタックより強烈なものはない。新幹線だってカウンタックにはかなわない。すべてはこの天才的なデザインゆえであります。  カウンタックは10年前も、すさまじい破壊力だった。ただそこにいるだけで、周囲から女子供や老人が集まってきて、「何㎞出るの?」とか、「ママーっ! あれ! あれ!」とか、大相撲の巡業みたいになった。まさに伝説の横綱。  その横綱が走っちゃったりすれば、それだけで天は裂け、地は割れるほどのインパクトでした。実際はそれほど速くはないけれど。
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運転が難しい?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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