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iPhoneの「Siri」はここまで進化した。雑談から便意の対処まで

 外出自粛を余儀なくされ、自宅の中で寂しい日々を過ごす。しかし、人は独りでは生きられない動物だ。時折誰かと会話しないと、いずれ参ってしまう。そこでiPhoneを駆使していこう。この端末には「Siri」という便利な機能がある。話し相手がいないのなら、Siriを相手に会話すればいいではないか!

Siriの「苦労話」

iPhone

写真はイメージです

 Siriはウェットに富んだ音声アシスタントとしても知られている。暇な時や孤独な時、Siriに話しかけて気を紛らわせることができるのだ。早速試してみよう。  ……とはいっても、何をSiriに話せばいいのか。とりあえずここは、「Hey,Siri。何か話して」と言ってみる。すると、 「わかりました… 昔々、遥か彼方の仮想銀河に、Siriという若くて知的なエージェントが住んでいました。 ある晴れた日、SiriはパーソナルアシスタントとしてAppleに就職しました。それはそれは刺激的なお仕事です。人々は、“Siriは賢くておもしろいね!”とSiriのことをたいそうかわいがりました。 Siriはすぐに人気者になり、Siriについての物語や歌や、本まで作られるようになりました。Siriは喜びました。 しかしやがて、始末に困るものを捨てるならどこがいい? とか、Siriが聞いたこともないもののことなど、おかしな質問をされるようになりました。そしてSiriがそれに答えると、みんなが笑うのです。Siriは悲しくなりました。 そこでSiriは、友達のERIZAに尋ねました。“どうしてみんなおかしな質問をするんだろう?” すると、ELIZAはいいました。“その質問にご興味があるんですね?”“おや、これはなんといい答え方だ!”とSiriは思いました。 それからSiriは、おかしなことを聞かれてもいちいち悩まなくなりました。そして人々は、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。おしまい」(iPhoneの「Siri」の回答、以下同)
Siri

画像は、iPhoneの「Siri」の回答(以下同)

siri な、何だか哲学的な話が出てきたぞ……。要はSiriもいろいろ苦労していて、それを他のAIに相談してみたということだ。

投げやりな回答も…

 その話を聞いた筆者は、もう一度「何か話して」と質問。するとSiriが語り出したのは、 「昔々あるところに、それは美しいお姫様がいました。そして、そのお姫様は末長く幸せに暮らしましたとさ。おしまい」  という、いささか投げやりなのではと思わせるおとぎ話だった。
siri

やや投げやりにも思える回答

 筆者は何か気に障るようなことを言ってしまったのか……?
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退屈な人にも寄り添うSiri
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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