「M-1」敗者復活戦&決勝戦。全25コンビが今日、最高の笑いを見せる!
「M-1」決勝への最後の切符をかけた戦い。敗者復活戦。今年も昨年同様16組が出場する。
思い返してみれば、昨年の敗者復活戦は異常だった。16組が一気にネタを披露し、それを見た視聴者が面白かったコンビに投票して勝者が決まるこの戦い。
普通に考えれば、やはり印象に残りやすい後半が有利なのである。しかし、昨年は中盤以降から突然強風に見舞われ、舞台上は耐えられないほどの寒さとなった。
ダウンジャケットなどを着込んで漫才するわけにもいかず、舞台衣装のまま漫才する芸人たち。明らかにパフォーマンスを崩す漫才師、見ている観客も寒さと戦いながらの観戦となった。
順番としてはあまりよくない前半を引いたが、最高のパフォーマンスを披露した「和牛」が敗者復活戦を勝ち上がったのだ。
今年は18日から日本海側が大雪に見舞われ、最高気温9℃、最低気温が2℃と予想されている。コロナ禍で観客も制限されており、昨年のような大勢の観客が見守る中での戦いとはならない。
今までの世界から一変した2020年。どういったドラマが生まれるのだろうか?
○敗者復活戦 出場コンビ
※五十音順
インディアンス(吉本興業)
学天即(吉本興業)
カベポスター(吉本興業)
からし蓮根(吉本興業)
祗園(吉本興業)
キュウ(タイタン)
金属バット(吉本興業)
コウテイ(吉本興業)
ダイタク(吉本興業)
タイムキーパー(吉本興業)
滝音(吉本興業)
ニッポンの社長(吉本興業)
ぺこぱ(サンミュージック)
ゆにばーす(吉本興業)
ランジャタイ(グレープカンパニー)
ロングコートダディ(吉本興業)
過去3回の準決勝では吉本興業所属の漫才師たちが強く、他事務所の漫才師は各1組だけしか決勝進出しなかった。しかし、今回は「ウエストランド」「東京ホテイソン」「錦鯉」と3組も決勝進出している。
そのかわりといってはなんだが、敗者復活戦には吉本興業所属の漫才師の数は多く、昨年より3組多く13組。逆に他事務所は3組と少ない。
コンディション不良の敗者復活戦を制した「和牛」
吉本勢13組、非吉本勢3組による争い
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子』
⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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『芸人迷子』 島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。 |
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