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ブラマヨ小杉が語るイケてるハゲの極意「自虐的な開き直りは痛々しい」

海外では“色気”としてもてはやされる薄毛も、日本では馬鹿にされることが多い。当事者も隠すことばかり考えて、見せることには無頓着だ。しかし、ハゲもキャラにして笑いを誘う。そんな強靭なメンタルを持つのが芸人だ。今回はお笑い界の薄毛トップランナーを自負するブラックマヨネーズ・小杉竜一さんにハゲとの向き合い方を語ってもらった。
イケてるハゲ

ブラックマヨネーズ・小杉竜一さん

当時は受け入れられなかった

――髪の毛が薄いと気づいたのはいつ頃だったんでしょうか? 小杉:27、28歳の頃ですね。もともと毛量は多いほうやったんです。高校ではブリーチもしたり、芸人として若手だったときも木村拓哉さん風のパーマで遊んでみたり。それが20代後半になると「前よりボリューム感が足りひんな」って。 ――当時は受け入れられなかった。 小杉:そうですね。若手だと劇場は中高生のお客さん中心で、ネタだけじゃなく好きか嫌いかも人気に関わってくる。俺はカッコつけるタイプの芸人やったから、ふんわりヘアでごまかし続けてました。

自虐的な開き直りは痛々しく見えるだけ

――今では薄毛キャラが定着した小杉さんですが、自分からハゲで笑いを取ったり、そういう漫才もしたことがないとお聞きしました。 小杉:はい。「俺ハゲてるから」と自虐的に開き直るのは違うと思ってて、「ハゲてるけど、なに?」って姿勢じゃないと、見る人によっては痛々しくなってしまう。毅然とした態度で振る舞うというか。 ――バラエティ番組などで、小杉さんの薄毛イジりはよく見ますが。 小杉:あれも周りにイジられて、「ほんまにやめろ!」と本心で返してたら、笑いになったというか。おいしいと思ってないから、薄毛の仕事も全部OKにはしてませんよ。今回みたいな“イケてるハゲ”なら、いくらでも語りますけど(笑)。
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テレビの企画で「パパに毛が生えたー!!」と大喜び
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