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ミニ四駆、ハイパーヨーヨーetc.大人も夢中の90年代コロコロホビー

大人も夢中になるコロコロホビー

 小学館から発行されている「コロコロコミック」。
コロコロコミック

コロコロコミックは今でも子供たちに人気の媒体ツール

 子供の頃に読んだことがあると言う男性は筆者の周辺調査によれば、9割以上と推定される。今でこそインターネットで簡単に調べられる時代となったが、昔はコロコロコミックが当時の子供達が最新情報を手に入れるマストアイテム。マンガやゲーム、おもちゃなどロングセラーもあれば短命に終わった製品などコロコロコミックと共に子どもたちが築いてきた文化と言っても過言ではないかもしれない。  そんなコロコロコミックの黄金期は1990年代。  特にこの時代に人気を集めていた製品は今でもブームが続いていたり、リバイバル製品が登場するなど子供から大人まで巻き込んだコロコロホビーが巷にあふれている。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

ミニ四駆(田宮模型)

ミニ四駆

フルカウルミニ四駆 ガンブラスターXTO 映画の主人公が使うミニ四駆だ

 日本で最も売れた自動車型ホビーシリーズで販売台数は1億8000万台以上。全盛期には町のあちこちで毎週の様に大会が開かれて居たのを覚えている人も多いだろう。  ブーム最盛期にはミニ四駆のアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!! 」の影響もあり、タミヤが公式開催したミニ四駆ジャパンカップには30万人以上ものユーザーが参加したという公式記録もある。  この時代の公式大会には小中学生しか出場できず、年齢上昇によるレースからの引退やテレビゲームの高性能化、トレーディングカードゲームなどの影響もありミニ四駆ブームは下火となった。  しかし2000年後半に入ると当時の子供達が大人になり再びミニ四駆を求める声も大きくなり、大人も出場できる公式大会などが開催され親子2代に渡ってミニ四駆を楽しむなど幅広い年齢層に再び支持を得るようになった。  当時お気に入りだったマシンが今でも購入できるのでレースに関わらず購入して懐かしさにひたってもいいだろう。
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社会現象になったホビーの数々
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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