フェラーリ&カウンタックオーナーが31年落ちド中古軽トラを買った理由――2021年ベスト10
2021年(1月~11月)、日刊SPA!で反響の大きかった記事ベスト10を発表。高額な商品を買うときの参考になった「家電・趣味」部門の第10位は、こちら!(初公開日 2021年8月22日、価格等は取材時)。
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ちょっとしたブームになりつつある軽トラ。タレントの岩城滉一やヒロミが軽トラを購入してドレスアップし、世間からは「カッコイイ!」と言われております。しかし私は、そんな流行とは無関係に突如として軽トラに目覚めた! フェラーリやランボルギーニを持っていても軽トラが欲しい! 軽トラには自動車のヨロコビがすべて詰まっていた!
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永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
私は都会育ちのもやしっ子。泥とは無縁で生きて参りました。東京というところは特殊なところで、軽自動車すらレア。ましてやフツーに生活していたら、軽トラなんてまったく縁がございません。
もちろん東京でも、軽トラはそこそこ走っております。でもそれらは働くクルマ。フツーの生活をしていたら、まず関係ありません。
よってカーマニアの私も、軽トラに対しては、シャベルやスコップを見るような目で見て参りました。自動車メディア業界では、商用車は基本的に報道の対象外につき、取り上げるのは特殊な場合だけという事情もございます。
そんな私が突如として、軽トラを購入したのであります! しかも31年も前のド中古を! 車両本体29万円、支払総額40万円。安いっちゃ安いけど高いっちゃ高い。軽トラはとても丈夫で、どんだけ古くなっても働けるので、20万円を切ることはまずないらしい。
走るだけでヨロコビが爆発!? 軽トラは、フェラーリだった!
自動車業界は100年に一度の変革期ですが……
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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