水卜麻美アナの新『ZIP!』はなぜ不調?まるで大学サークルのノリ
日本テレビ、佐藤義朗アナウンサーと石川みなみアナウンサーの熱愛が、週刊ポスト(12月17日号)でスクープされました。これを受けて、2人が共演する『ZIP!』(月~金、朝5:50~8:00)の総合司会、水卜麻美アナウンサーが激怒している、という報道もありました。
現在『ZIP!』は視聴率争いで苦戦中。そんな状況で、共演する後輩女子アナに手を出した佐藤アナに怒りの矛先が向かっているんだそうです。
佐藤アナと石川アナの交際はひとまず置いといて、問題は『ZIP!』の不調。’21年3月のリニューアルから9ヶ月近く経っても、いまだにしっくりとこないのです。世帯視聴率も7~8%とパッとせず、他局と混戦模様。北乃きいが司会だった時代(2014-2016)の絶好調も今は昔です。
一部ネット上では、新生『ZIP!』は最初から不評でした。青とピンクを基調としたスタジオの背景が“カラフルすぎて落ち着かない”とか、バラエティ色が濃くなった番組構成への不満の声があがりました。また水卜アナウンサーを全面に押し出した演出に、“クドい”と感じる人もいた様子。
すると、視聴率低迷から水卜アナの体調を心配する声があがり始める事態に。「デイリー新潮」(5月28配信)は、<水トちゃん疲れてない?隈が見える>とか、<金曜日にもなったら顔がめちゃ疲れとる…>という視聴者の声を紹介していました。
TVウォッチャーの筆者も、リニューアル『ZIP!』についていけなくなった一人。日テレが満を持して投入したはずのエースアナウンサーの番組が、どうしてこうもつまらなくなってしまったのか。いくつか要因を考えてみましょう。
水卜アナのキャラといえば、何にでも体当たりで挑んで全力投球。いっぱい食べて、ガハハと笑って、時には涙も流す。ポジティブな一生懸命さは、多くの人が好感を抱くものでしょう。
しかし、いち個人としてのキャラが番組全体に波及している感じが、かつて『ZIP!』にあった抜け感やユーモアを奪ってしまっているのですね。前任の桝太一アナも“いい人”ではありましたが、番組コーナーの合間でのトークには、ほんのりイジワルだったり皮肉屋の一面が垣間見えました。それが爽やか一辺倒ではなく、ほどよいスパイスとなっていたのです。裏で『The Time』(TBS)をやっている安住紳一郎アナウンサーにも、その種の毒気があります。
そこへいくと、水卜アナは一本調子なのです。誰に対しても優しくて和を重んじる姿勢に他の出演者も同化してしまって、いじり合いができなくなってしまっている。一見盛り上がっているようでも、会話にリズムがなく、だいたい予定調和で終わってしまう。本当の意味での言葉のやり取りがないのです。
総合司会という役目は、時には“ワルい”人にならなければならないのかもしれません。
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なぜ?人気者・水卜アナの『ZIP!』が不調
①みんないい人。トークに毒気がない
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