女性部下との“距離感”で分かれた明暗。上司の発言「君が夢に出てきたよ」にゾワッ
職場におけるセクハラやパワハラに対して厳しい目が向けられている昨今。若手の部下との距離感が掴めないという中年上司も少なくない。実際、本人はコミュニケーションのつもりでも大きな「誤解」を与えてしまうこともある。
菊池麻由子さん(仮名・27歳・派遣社員)は先日、上司(男性・40代前半)から「そういえば昨夜、菊池さんが夢に出てきたよ」と言われて、思わずビクッとしてしまいました。
「なんとなくセクハラまがいのことを言われる気がしたんですよね」
実は、以前の派遣先でも上司(男性・30代後半)から「昨夜、菊池さんと温泉に旅行に行く夢見ちゃってさ。なんか意識しちゃうな〜」と、聞いてもいないのに夢の内容をくどくどと話されて気持ち悪く感じたことがあったそう。
「『ゆかた姿の菊池さんが可愛かった』とかニヤニヤしながら言われて、これってセクハラだな、とげんなりしました。嫌がっている私を見て楽しんでいたんだと思います」
そんな経験が脳裏をよぎり、身構えていると……。
「上司が『出前館のCMのHIKAKINとはじめしゃちょーのダンス分かる? あれを菊池さんと踊っている夢見ちゃってさ』と言ってきて、一気に肩の力が抜けましたね。セクハラを疑って申し訳なかったと思いました」
話を聞いてみると、テレビをつけたままソファーで寝落ちしてしまい、直前に出前館のCMが流れていたのだとか。
「ありますよね、そういうこと(笑)。あとその前日に、私が上司にディズニーランドに行った時のお土産を渡しにいったからかな? と思いました。夢は記憶の整理っていいますしね」
そして「夢だから、身体がすごく軽くて。キレキレのダンスができて気持ちが良かったんだよね〜」とうっとり話す上司を見て思わず笑ってしまったそう。
いったいどのように部下と接するのが好ましいのか……悩ましい問題である。ぜひ、ある女性のエピソードを参考にしていただきたい。
上司から「セクハラまがいのことを言われる気がした」
疑って申し訳なかった
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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