散歩帰りの夕暮れどき。一緒に歩く茜屋日海夏の「ちょっといつもと違う道、通ってみない？」という誘いで少し歩くと、ギャラリーカフェを発見。産地ごとにラベルの貼られた茶葉が並ぶが、どれを選ぶのか……？ 「甘いものが大好きなので、店員さんに聞いて、オススメの石川県・加賀のお茶にしました。自分でティーカップを選べるのも楽しかった。日本にこんなに紅茶の種類があるのも驚きましたけど、土地の違いだけじゃなくて、作る人によって味が全然違うらしいんです。奥深い……」 　普段、美術館にはよく行くそうだが、街中のギャラリーに足を運んだ経験はあるのだろうか。 「今回が初めてです。普段、カフェに入るときは賑やかなほうが好きで、スタバとかに入りがちなので、新鮮でした！ ギャラリーで言うと、実は以前から銀座の『ヴァニラ画廊』に行きたいと思っていて。Twitterでいろいろな絵を見てるうちに知ったんですけど、ダークな世界観などの絵を描く作家さんたちの展示企画が多いんです。企画によってはチケットが売り切れる人気スポットなので、近々行ってみたいと思ってます」 　彼女自身も日常的に絵を描いており、名前を出さずに知人のシングルジャケットのイラストを担当したことも。いつかは展示する側に回る日が訪れる可能性も……？ 「普段から、イライラやモヤモヤした気持ちになると、歌詞を書いたり、絵を描いたりするんです。iPadだったり、楽屋のホワイトボードに描くこともあったり、そのときどきの気持ちが反映されてダークな世界観になりがち（笑）。これまでは考えたこともなかったけど、今日ギャラリーを訪れたことで、いつか自分も個展を開けたらいいな～って思いました。今はまだラフに描いたものがほとんどなので、もっとしっかりした作品を仕上げなきゃって感じです」 　歌にダンス、演技にYouTuber活動などマルチな表現を続けている彼女だが、さらなる才能が仕事に生かされる日も近いことだろう。

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【茜屋日海夏】Himika Akaneya ’94年、秋田県生まれ。YouTuberとして「ひみちゃんねる」でも活動。最近の好きな飲み物は「スタバの新作、トーステッドホワイトチョコレートモカ。ほぼ砂糖を飲んでる感じの甘さです（笑）」 撮影／藤城貴則　ヘアメイク／原田琴実　スタイリング／津野真吾(impiger)　衣装協力／ BRAND SELECT　取材・文／森ユースケ