i☆Ris大雪の中でのMV撮影でファンの愛に「アイドルとして生きててよかった」
現在、25枚目の両A面シングル「愛 for you!/希望の花を」を発売中の声優アイドルユニット・i☆Ris。メンバー自身が主役を務めた劇場版アニメ「i☆Ris the Movie – Full Energy !! -」と、主題歌である「愛 for you!」の制作過程についてインタビューを敢行した。
「i☆Ris、デビュー12年目で込めた想い『永遠じゃないからアイドルを生きてる』」
――2024年の某月某日、都内某所。まさかの大雪にもかかわらず、「愛 for you!」のMV撮影に、生粋のi☆Risファンたちが集まってくれました。
山北 MV撮影の少し前にファンクラブで観覧の募集をして。大雪だったので、みんな来てくれるのかな……って心配してたら、会場は満員。ヒーロー、ヒロインたちが駆けつけてくれたので、すごく愛されてるなって実感しました。
芹澤 来てくれただけじゃなく、悪天候で電車も止まって、帰れるかも微妙……。そんな状況で最後まで最高の笑顔を見せてくれて、なんて最高のファンなんだと思いました。
若井 愛以外のなにものでもないよね。来てくれたからには幸せな思いをしてほしいという気持ちでいっぱいになりました。みんなのおかげで素敵なMVができたので、本当にありがとう!と言いたい。
――MV撮影中には山北さんが何度もファンに話しかけに行って、MV撮影の終了後は、最後の挨拶するときに芹澤さんが泣いてましたよね。久保田さんがすごく長いお辞儀をしているたのも印象的でした。
芹澤 正直、泣けました(笑)。i☆Risのファンは世界一です!
――ファンに囲まれる形での撮影について、印象に残っていることは?
久保田 ファンの前でライブをするMVだって聞いてたので、いつも通りステージに立つのかと思ってたら、まさかの囲まれるスタイルで、後ろにいるんかい! ってびっくりでした。歌番組に出ることもあんまりないので、この歌番組スタイルは不思議な感じでしたね。
山北 背中から見ることなんてないからね。あと、この曲を披露したのもあの現場が最速。シングルとか場版版アニメの主題歌とか、一切情報がないまま来てもらって。
後日オタクたちから聞いたんですけど、うきうきで撮影を見てたら、歌詞を聞いてると「エンディング」「カウントダウン」とか不穏な言葉が聞こえてきて、あれ、ひょっとして、卒業とか解散とかの可能性もあるの……? 最後の記念ってこと……? って邪推した人もいたみたいです(笑)。そんなわけないよー!
まあでも、あんなに何回も見れるっていうのは、オタク的にはすさまじく嬉しかったと思います。
久保田 メイクさんに前髪を直してもらってるところとか、今まで休憩中の姿を見られることがなかったから、ちょっと恥ずかしい気分で。そこから撮影が再開してスイッチが入る瞬間とかを見られてるのは、お互いに変な感覚だったと思う。みんな、こんなところ見てていいのか?ってなったと思います(笑)。
若井 わかる。MV撮影ってちょっと緊張するし、その切替えの瞬間の、“仕事の顔”って感じを見られるのは恥ずかしいよね(笑)。
茜屋 普段より近い距離感で、昔よく立ってた地下の劇場がこんな距離感だった気がします。我々のカラーにあわせた服装で、ライブに来てくれる姿を間近で見れたのは嬉しかったですね。これからずっと映像に残り続けるわけで、お互いにすごく良い思い出になったと思います。
――若井さんは「オタクにレスしてたら間違えちゃったー」と笑っていたシーンもありました。
若井 いつも以上にレスを送ってたら、やっちゃいました(笑)。みんな初見のはずなのに、後半になると完璧な振りコピしてる人たちがたくさんいて、なんで踊れるの……? ってなりましたね。
――芹澤さんも、フリを間違えて床にへたり込む瞬間もありましたね。振り付けの先生が「振り入れしたばっかりなんです」と説明して、客席から「ドンマイ!」というエールが送られていました。
芹澤 私はめちゃくちゃ緊張して、盛大にミスって謝りました! (振付師の)MIKA先生にも「いつもより緊張してるね」ってイジられちゃってお恥ずかしかったです。いいところを見せたい欲が出ちゃいましたね(笑)。
後編では、ファンたちとともに撮影した「愛 for you!」のMV撮影について語ってもらった。また、会場に集ったファンたちの撮影現場を見た感想や、それに対するメンバーたちの想いも掲載する。
【前編】⇒
大雪の中でのMV撮影で感じたファンの愛
“仕事の顔”に切り替わる瞬間
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