結婚式の2日前に自転車で事故、すり傷にドーランを塗りたくって…
6月といえば「ジューンブライド」。“6月に結婚すると幸せになれる”との言い伝えがある。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期が相次いでいた結婚式も次第に行える状況へと変化しているようだ。
三井絵里さん(仮名・50代)は、「お互いにトライアスロンをしていた縁で旦那と知り合った」と話す。入籍は5月、結婚式は6月にすることが決まっていた。
思いもよらない出来事に遭遇したのは、結婚式の2日前だった。
「私はトライアスロン用の自転車に乗り、買い物へ出掛けました。左手にはティッシュ5箱をぶら下げ、ルンルンで走っていたのですが……」
ちなみに、トライアスロン用の自転車は、「高速域の一定スピードで走行するのに向いた設計になっている」という。乗り慣れているはずだったのだが……。ルンルンだったのも束の間、気づけば三井さんは宙に浮いていた。
「カーブを曲がった瞬間、ティッシュの箱が前輪に巻き込まれ、私は宙に浮き、地面に叩きつけられました。駅前のロータリーだったのですが、その時は通行人もおらず、私はしばらく気を失って倒れていました」
目覚めた時には、漫画でよく見る星がチカチカと目の前を回っていたそうだ。そして、ティッシュは雪みたいに散っており、しばらく呆然としていたと振り返る。
「なんとか自転車を押して家まで帰ったのですが、その晩は体調が悪く、吐き気が続きました」
翌日、病院で脳波の検査をした三井さんだったが、幸い異常は見当たらなかったそうだが……。
結婚式は人生の晴れ舞台と言っていいものが、時には面白エピソードとして永遠に語り継がれることもある。
結婚式を目前に控えて自転車事故
気づけば宙を舞い、地面に叩きつけられた
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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