更新日:2023年02月20日 14:16
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あえてスナックで働く女子大生や若い女性の声「キャバクラでは働きたくない」――大反響トップ10

日刊SPA!で反響の大きかった2022年の記事からジャンル別にトップ10を発表。今回は該当ジャンルが無くトップ10で紹介できなかったが、実は大反響だった記事を紹介する!(集計期間は2022年1月~11月まで。初公開日2022年5月12日 記事は取材時の状況)  *  *  *  スナックと言えば、酸いも甘いも噛み分けた妙齢のママが優しく話を聞いてくれるというイメージを持つ人も多いのではないだろうか。筆者は長年、関西を中心に夜の街の取材を続けてきたが、最近のスナックでは熟女ではなく、女子大生などの若い女性が働いているのを見かけることがある。
スナック

※写真はイメージです(Photo by Adobe Stock)

 若い女性であればキャバクラのほうが(人気嬢になれば)遥かに稼げると思うのだが……。彼女たちが、あえてスナックで働くのは、いったいなぜなのか?

キャバクラとたいして変わらぬ時給でノルマなし

 まず、話を聞いたのは大阪市内のスナックに勤務するマイさん(仮名・20歳)。関西では近年、若いスナック嬢が増加している。そのほとんどがマイさんのような学生だ。 「スナックで働いている理由は、単純にキャバクラよりもラクだからです。キャバクラで働いたこともあるのですが、学生だと時給はせいぜい2500円ほど。それで指名客を呼べとか同伴しろとか言われるんです。  スナックの場合は時給2000円ほどでノルマなし。同伴やイベント時には売上バックももらえます。それならばスナックで働いたほうが全然いいですよね」  都内のキャバクラであれば学生でも高額時給をもらえるが、関西では有名店でもなければ通常2500〜3000円が相場となっている。  その一方でスナックの時給は2000円前後と都内と比較しても変わらない。ノルマのプレッシャーを考えるとスナックのほうがラクだと考える若い女性もいるのである。

若いパリピ客が苦手

 だが、スナックといえば客層が年配というイメージもある。抵抗はないのだろうか。 「むしろ、若い客のノリが苦手です。キャバクラで働いていた時、イケイケな若者客ばかりなのが嫌だったんです。コンパと勘違いして下ネタを話す客に、一気飲みを強要してくる客……。  コロナ禍でもグラスの回し飲みをしている客もいてドン引きしました。それに比べると、スナックのオジサン客は紳士的。酔っ払って騒いだり暴言吐く人も少ないので」  話を聞いていると、マイさんのように「若い客が苦手でスナックで働いている」という女性は少なくないのだとか。
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「キャバクラでは働きたくない」
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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