Apple新製品「Vision Pro」の奇怪な姿に世界騒然。Appleが人類の顔を変える日
日本時間の6月6日午前2時、Appleは開発者向けイベント「WWDC23」の基調講演を動画で配信した。映像ではティム・クックCEOをはじめAppleの開発者たちが登壇し、今秋予定のOSアップデートでiPhoneやApple Watchに追加される機能のほか、新商品のプレゼンテーションが行われた。
基調講演は2時間を超える長丁場となったが、最初に紹介されたのがMacだ。売れ筋ノートである「MacBook Air」のラインナップに大画面の15型モデルが加わったほか、タワー型デスクトップの「Mac Studio」もリニューアル。同じくタワー型の最上位機種「Mac Pro」のCPUもAppleシリコン製品になったため、Appleの“脱Intel”ロードマップはほぼ達成されたものとみられる。
なお今回は、iPhoneやiPadのニューモデルは公開されなかった。廉価版の「iPhone SE」は春にモデルチェンジするのが恒例となっているが、過去のニューモデルも概ね2年おきに登場しており、iPhone SEの刷新は来年と考えるのが良さそうだ。
最上位モデルのMac Proもこのたび、最新型のApple製チップ採用で超絶パワーアップと相成ったが、円安のうらみもあって、価格は最低構成でも100万円を上回る。
Appleはこの新型Mac Proが、従来モデルの3倍以上の実力を発揮すると謳っている。そのため、近年話題の“生成AI”、たとえば命令に応じて画像を作り出す「Stable Diffusion」などを実行することも可能なはず。ワンクリックで精細な写真やイラストを出力できれば印象的だったのだが、そのようなデモンストレーションは行われなかった。
iPhone・iPadのニューモデルはお預け
「Mac Pro」は最低構成でも100万円…
「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ