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「きょうだいのせいで結婚できない…」婚活に不利な“毒きょうだい”を持つ人々の苦悩

 成人後、きょうだいとのトラブルに悩まされる事例が後を絶たない。きょうだいが巻き起こす、終わりの見えない骨肉の争いに家族は疲弊し、蝕まれる。そうした、「毒」としか言いようがないきょうだいの実態と対応策を追った。

「毒きょうだい」の有無は婚活での重要な判断要素

多発する[毒きょうだい]トラブル

※画像はイメージです(以下同)

「結婚後は家族ぐるみの深い付き合いになるため、問題のある兄弟姉妹の有無は婚活では重要な判断要素。  たとえ好印象を持った相手でも、毒きょうだいがいた場合、将来的にトラブルになる可能性を考えて候補から外す会員さんもいらっしゃいます」  そう話すのは、結婚相談所マリーミー代表の植草美幸氏だ。

「毒きょうだいがいるし、どうせ……」

多発する[毒きょうだい]トラブル「例えば引きこもりがいると、親の死後に面倒を見なければならない可能性を考えて忌避される。精神疾患を治療できていない場合は遺伝的影響を気にするケースも多い」  さらに毒きょうだいを持つ人の婚活でネックになるのが本人の「自信のなさ」だ。 「特徴は、とにかくネガティブな点。『毒きょうだいがいるし、どうせ……』と最初からやる気や自信が折られていて、チャンスを逃しているんです」  実際、結婚を諦めてしまう会員もいるという。 「そのような会員には『いつかきょうだいを恨むことになるけど、いいの?』と伝えています。  いいと思った相手には早い段階で、明るく簡潔に毒きょうだいの存在を伝えたほうがいい。それで拒否反応を示す相手なら、時間の無駄と思って次を探しましょう」
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「毒きょうだい」を持つ人の婚活、絶対NGな行為とは?
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