お金

1000万円の借金を背負った作曲家の人生が“とある出来事”で一変。1億円弱の豪邸を建てて恩返し

―[猫と暮らす]―
猫と出会い、人生が一変してしまった人や成功した経営者たちの話から驚異の“猫力”を解き明かす。

5匹の猫のためにこだわり抜いた1億円弱の注文住宅

猫と暮らす

下からも横からも猫を見ることができるスケルトン階段に整列する猫様たち。1階から3階まで駆け上がっては、駆け下りてくることも

「僕は猫様と暮らさせていただいているだけ。だから、恩返ししなきゃって」 そんな気構えで豪邸を建てたのは、「猫マスター」にして作編曲家の響介さんだ。’21年竣工の延べ床面積150㎡・3階建て一軒家に投じた資金は1億円弱。5匹の猫のためにこだわり抜いた注文住宅だ。 「お気に入りはスケルトンの階段。下からも横からも猫が見える。それと、テレビ裏の壁の天井付近につくった猫用の小部屋。テレビを見ながらくつろぐ猫が見られるんです」

借金生活を一変させた猫様との暮らし

響介さんが猫を飼い始めたのは’12年。アパート暮らしの貧乏生活だったが、里親募集サイトが目に留まり、リュックとソラを招き入れることに。 「幼い頃から猫好きだったけど、両親が飼うことを許してくれなくて。だから借金が1000万円近くあったのに、独り立ちしてから2匹を飼い始めたんです。そうしたら、彼らがあっという間に僕の生活を変えてくれた」 昼夜逆転生活を送っていた響介さんは、2匹にご飯を急かされるうちに規則正しい生活へ。さらに、命を預かる責任感から、“初めて”営業活動を行うようになったという。 「ある日、ランチタイムに営業先と打ち合わせをしてたら、すぐそばの男性が名刺を差し出してきたんです。『今度遊びにおいで』って。見たら、大手音楽事務所の方。それが縁で後に某有名アイドルの曲作りにも携われるようになった。規則正しい生活を送るようになったから、できた縁でした」
猫と暮らす

テレビの奥の壁の上部には窓つきの小部屋があり猫がくつろぐ

次のページ
猫様に恩返しをするために引っ越しを決断
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ