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“ほぼ1分”で劇的に足取りが軽くなる簡単ストレッチ2選

 こんにちは、柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。スポーツクラブでインストラクターとして指導をしながら、医療国家資格である柔道整復師の知識を生かして身体機能の改善からダイエットまで、フリーランスのパーソナルトレーナーとしても活動しています。
重たい鉄球が付いているビジネスマンの足

※写真はイメージです

 毎日の業務は椅子に座っている状態。身体としては“休ませている”と言えなくもないはずなのに、なぜか重だるくてしんどい……そう感じる人も多いでしょう。これにはいくつかの原因が複雑に入り組んでいますが、そのひとつに「関節の固定」が挙げられます。今回はその中でもとくに身体に影響力が強い部分と、その対処方法をご紹介します。

椅子に座り続けると身体が重く感じる理由

 皆さんは椅子に座ってPC作業や書類の記入、会議などに参加されているかと思います。椅子に座った姿勢は体重をお尻の下で支えてもらえるため一見ラクな姿勢に見えますが、長時間続けると足の付け根、股関節と膝関節が曲がった状態をキープしてしまいます。この関節は、歩く際に大きな役割を担う部位なので、関節運動がぎこちなくなってしまったり、筋肉がうまく働かないと、歩き方にも制限がかかり、身体が動きにくく、重だるく感じてしまうのです。  股関節と膝関節を上手にストレッチすることで固まった関節、硬くなった筋肉を解放させてあげましょう。

膝と股関節は“伸ばし切る”

 今はYouTubeやその他さまざまなメディアでもストレッチの方法が紹介されていて、簡単に情報収集できる現代ですが、どれが自身の問題解決に最適なのかは取捨選択する必要があります。  椅子に座り続けている人は膝の裏と股関節を伸ばし切ることが重要です。椅子に座った状態では膝と股関節が90度前後に曲がった状態が継続します。これを解放するための角度までストレッチが必要。該当する筋肉を伸ばすストレッチがありますが、角度が足りなければ筋肉自体は伸びますが、関節をしっかり緩めることは難しいため、角度を意識してストレッチをしましょう。

股関節は脚の重だるさに関係する

 特に問題なのは、股関節にある大腿四頭筋です。この筋肉は膝から股関節にかけて長くついていますが、椅子に座り続けていると股関節周辺の筋繊維が硬くなります。これでは脚に力を入れて立ち上がる、脚を前に出して歩く、脚を上げて階段を登るといった動作に鈍さを引き起こして脚の重だるさを感じやすくなるのです。股関節、特に大腿四頭筋を意識してストレッチしてあげると劇的に脚が軽くなってように感じるはずです。
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劇的に足取りを軽くする簡単ストレッチ2選
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柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中
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