娘の中学受験、大学付属か進学校か…悩む親に笑い飯・哲夫がズバリ回答/がんばらない教育
芸人として活躍しながら、小・中学生向けの補修塾を経営する笑い飯の哲夫。子どもの教育に悩む親たちからの相談に答えていく。(著書『がんばらない教育』より。初公開2023年5月15日の再配信)
相談者◉48歳男性・会社員(妻、長女15歳、次女11歳)
次女の中学受験を1年後に控え、そろそろ志望校を絞っていきたいのですが、第1志望を進学校にすべきか、大学付属の中学校にすべきか悩んでいます。大学付属だと今後受験で大変な思いをせずに済むので、中高の6年間をのびのび過ごすことができるし、親としても気がラクです。
ただ、向学心の強い娘なので、親のエゴで付属校に入れてしまうことで、大学の学部を選ぶ際などに選択肢を狭めてしまうのではないかという懸念もあります。しんどいときもあるでしょうが、進学校で切磋琢磨しながら勉強して、進みたい道に合った大学・学部を選ばせたほうがいいのかもしれない気もしています。
どちらが娘にとってより豊かな人生になるでしょうか。
そんなに悩むこともなさそうですよ。最近は大学付属の中学や高校でも、他大学への受験を積極的に指導するところが増えているようです。中には、内部進学率が3割を切る付属校もあります。
内部の大学への進学を強制する学校はまずないでしょうから、進路の選択肢を狭めてしまうこともなさそうですよ。私立の付属校に進んだ娘さんが、もし途中で東大を目指したい、国立の医学部を目指したいとなれば、しっかりそれらの道に進むことができそうです。
ですから娘さんが次に進む中学は、進学校でもいいですし、付属でもいいですし、受験は高校までお預けして中学受験はしなくても大丈夫です。もちろん通うのは娘さんですから、娘さんが通いたい学校を選んでいただくのがいいと思います。
娘を大学付属の中学に入れるか悩んでいます
哲夫のアンサー
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’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数
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