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仲の良い新入社員同士がケンカ…社員全員に送った“悪意の一斉送信メール”驚愕の中身とは

 信頼している相手から裏切られることほどつらいものはありません。ショックのあまり人間不信に陥ることも。ただ、なかには逆上してしまうケースも。今回話を聞いたのは、同期に裏切られたある新入社員のエピソードです
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※画像はイメージです

入社してきた前例のない学部出身者

 食品関連商社でバイヤーを務める近藤さん(仮名・38歳)。彼の会社に今年度も十数名の新入社員が入社し、その内の2名が近藤さんの部署に配属されました。  その2名とは、大学で仏教を学んでいたNくん(23歳)と、別の大学で油絵を学んでいたMくん(23歳)で、会社創立以来例のない学部出身者です。 「実は今年度から募集要項が大幅に変更され、多種多様な学部から生徒を募るようになったんです。紋切り型だった営業手法が少し頭打ちになってきたことも原因のようです。それが功を奏したのか、今までは経営や経済といった学部が大半を占めていたのですが、いい意味で全く畑違いな学部出身者が入社してくれました」

腕試しに社内コンペに挑戦

 そんな中、新製品のキャッチコピーコンペが行われることになりました。社員全員が対象で、少額ですが報奨金も出るとのことです。 「結構うちの会社はコンペやコンテストなどの企画が多くて、今年は秋に発売が予定されているイタリアから直輸入する食材なんです。しかもエクスクルーシブ契約なので、上層部もかなり期待しているようでした。全社員が対象とはいうものの、新入社員の参加は今までになかったのですが、良い機会だと思い彼らに参加するように指示したんです」  指示を受けたNくんとMくん。実は、大学こそ違うものの同じ高校に通っていた親友同士だったそうです。ただ、さすがにいきなり新商品のキャッチコピーを任された2人はかなり戸惑ったようで、休みの日に図書館に通うなどして産みの苦しみを味わったようです。
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コンペの結果が招いた2人の不和
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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