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“阪神が優勝した日の甲子園”帰りの電車は地獄絵図「車内で『六甲おろし』の合唱が…」

熱狂的なファンが多いことで知られる阪神タイガース

熱狂的なファンが多い阪神タイガース

Loco – stock.adobe.com ※画像はイメージです。以下同

 ペナントレースも中盤に入り、連日熱戦が続くプロ野球。なかでも今シーズンの主催試合の観客動員数がもっと多いのが阪神タイガース。日米プロ野球チームの23年における1試合あたりの平均観客数は、ロサンゼルス・ドジャースに次ぐ2位というから驚きだ。  そんな阪神は熱狂的なファンが多いことで有名だが、そのボルテージが最高潮に達したのが本拠地・甲子園でリーグ優勝を決めた昨年9月14日。相手は宿敵・巨人とあって虎党の方には歓喜の夜となったのは言うまでもない。  ただし、野球自体に興味のない人にとっては、言い方は悪いがどうでもいいこと。この日、東京から泊まりの出張で大阪を訪れていた菊田雅紀さん(仮名・37歳)はスポーツ全般への関心が薄く、野球も興味の対象外。優勝が決まる大一番なんてことはまったく知らず、兵庫県西宮市内に住む友人夫婦に招かれ、夕食を共にしていたそうだ。

朝の通勤ラッシュのような混雑にうんざり

「2人は大学の同期で会うのは約5年ぶり。食事中、『阪神が今晩優勝するかもしれない』という話を聞きましたが、この時はそうなんだ、って聞き流していました。でも、友人夫婦と別れて21時半頃に最寄りの甲子園駅に着いた時、駅構内も電車の中も阪神ファンだらけ。いつも通勤で利用している朝の新宿駅のような混み具合でとにかくスゴかったですね」  それでも駅や周辺は警備スタッフが数多く配置されており、混雑している割には大騒ぎするファンはあまりいなかったようだ。また、当日は大阪や神戸方面への臨時列車も運行しており、ホームでほとんど待たずに梅田行きの電車に乗車。ところが、その車内で思わぬ光景を目の当たりにすることに。
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阪神ファンたちがいきなり『六甲おろし』を熱唱
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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