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SUPER EIGHT、横浜アリーナで「愛してる」を伝えた20周年ライブ

改名後初の全国アリーナツアー

デビュー20周年を迎えたSUPER EIGHT(大倉忠義、丸山隆平、村上信五、安田章大、横山裕)が、10月8日から10日にかけて「超アリーナツアー2024 SUPER EIGHT」神奈川・横浜アリーナ公演を開催した。 SUPER EIGHT新アルバム『SUPER EIGHT』を引っ提げた今回のライブテーマは、「SUPER EIGHT」=「SUPER HERO」。1000年後の未来からやって来たヒーローを思わせる映像で幕を開け、赤いヒーロースーツ風の衣装を纏った5人が颯爽とステージに登場。「カカッテコーゼ」のイントロが流れると同時に、会場の熱気は一気に最高潮に。続けて披露された「オオカミと彗星」「稲妻ブルース」のパワフルなパフォーマンスで観客を圧倒し、魅了していく。 SUPER EIGHTといえば、やはりバンドスタイルでのパフォーマンスも欠かせない。「群青の風」では、ステージ後方に映し出された夕焼け雲が、どこかノスタルジックでありながら、楽曲の持つ爽やかな世界観と見事にリンク。「ブリュレ」では、燃え上がる炎の演出が、楽曲の情熱的な恋心を一層引き立てた。 さらに、「オモイダマ」では、各地の会場で学生たちとのブラスバンドバージョンでコラボ。この曲は10年前、「熱闘甲子園」のテーマソングとして話題になり、高校生たちが寄せた熱い思いを歌詞に反映させた応援ソングだ。横浜アリーナ公演では、駒澤大学高等学校吹奏楽部の生徒37名がステージに登場し、会場は温かな感動に包まれた。 もちろん、関西ならではのユーモアもたっぷり。「モンじゃい・ビート」や「ハライッパイ」など、聴く人の顔を自然とほころばせる楽曲で、会場は笑顔の渦に。 SUPER EIGHTライブの終盤、安田がメンバーを代表して挨拶。「幸せをくれて本当にありがとう、感謝してます。『感謝してる』や『ありがとう』を上回る言葉なんてないんちゃうかなって日々考えてるんですけど、一個見つけたんです。それはたった5文字、『愛してる』です。これから先も、ありがとうと感謝を『愛してる』という言葉で返し続けたいと思います。受け取ってください。ここに来てくれたあなたたち、そして今日入れなかったあなたたち、ひとりひとりあなたは紛れもなくSUPER EIGHTの一員、メンバーのひとりです。だから一員である証をしっかりと持って、一緒にこの先も旅したい。ええかな?」と温かい感謝の言葉を贈ると、ファンからは大きな拍手と声援が送られた。 SUPER EIGHTアンコールでは「乾杯!!節」「∞SAKAおばちゃんROCK」「無責任ヒーロー」の3曲を披露。メンバーはトロッコに乗ってスタンド席を回り、ファンと積極的に交流。会場全体が一体となって盛り上がった。 今年2月、SUPER EIGHTへと改名してから初の全国アリーナツアーは、全国6都市(※台風で中止となった静岡公演を除く)で展開。横浜アリーナ公演では、3日間で4公演を行い、6万人を動員した。この冬には待望のドーム公演も控えており、これからのSUPER EIGHTの動向からますます目が離せない。 取材・文/日刊SPA!編集部
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