更新日:2012年10月09日 18:48
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誰もが知ってる小説もザックリ紹介したらこうなった!【海外文学編】

映画史上、文学史上に残る名作たち。一応知っておかないと恥ずかしい気はするけど、なかなか時間もないし面倒なもの。そんな名作を、見た人、うろ覚えの人、未見の人にザックリ一言で語ってもらいました。これを読めば、あの名作が一瞬で理解できる!(かも) ◆小説部門 『老人と海』 漁夫の利・大自然編 45歳・女・出版 『ライ麦畑でつかまえて』 ヤリたい盛りのシスコンの話 24歳・男・スポーツインストラクター 『老人と海』 ノーベル文学賞を受賞したアーネスト・ヘミングウェイの代表作。老漁師の獲物との格闘と、その後の失意を鮮烈に描いて世界的ベストセラーに。’51年執筆、’52年に出版された年老いた漁師が苦闘の末に捕らえたカジキをサメに食われてヘコむ話」(34歳・男・ウェブ制作)とは見事な要約。「漁夫の利・大自然編」(45歳・女・出版)ってのも、ビミョーに意味が違う気はするが雰囲気は伝わってくる。  一方、未読の人からは「一人で海に出た老人が嵐に巻き込まれる話」(25歳・女・フリーター)、「老後を海辺で暮らす男の静かな生活を描く」(36歳・女・派遣)、「海で遭難した息子の帰りを待つ老夫婦の物語」(32歳・女・アパレル)など、興味深い設定が。でも、「一人暮らしのじいさんが孤独死して骨を海にまかれる現代の高齢化社会を浮き彫りにした問題作」(38歳・男・清掃)は悲しすぎ……。 『ライ麦畑でつかまえて』 J・D・サリンジャーが’51年に発表した青春小説。主人公の青年が高校を退学となって、ニューヨークを放浪する3日間の物語。現在に至るまで若者の熱狂的な支持を受けている感受性過剰で思い込みの激しい10代の、青臭い独白」(38歳・男・不動産)は、平たく言うと「ヤリたい盛りのシスコンの話」(24歳・男・スポーツインストラクター)とか「高校を中退したデキの悪い少年のグチ物語」(44歳・女・出版)てなところか。なお、読んでない人からは「小麦泥棒と彼を追い続ける警官との奇妙な友情物語」(32歳・女・アパレル)、「ライ麦畑で追いかけっこするシーンが感動的なラブストーリー」(27歳・女・看護師)と、タイトル連想の”つかまえ”ネタが続出。さらに「移民してライ麦農場を築き、金持ちになった男のサクセスストーリー」(31歳・男・ウェブ制作)は、成功をつかむってこと!? ― 名作映画&小説[ザックリ解説]大賞【8】 ―
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