タブレットは万能だけど「手書きの筆致」はイマイチ【手書きガジェット対決2】
何でもできる万能タブレットからデジタル手書きを追求した「enchantMOON」まで、続々と登場する手書きガジェット。5モデルを厳選し、書き心地一点に絞って、“日ペンの美子ちゃん”で知られる、ボールペン習字講座の監修と指導をしている田中鳴舟先生に実力をチェックしてもらった。
⇒【Boogie Board JOT】【enchantMOON】の書き心地はコチラ https://nikkan-spa.jp/457176
【iPad】
実勢価格4万9800円~/アップル
<Retina(網膜)ディスプレイ搭載!>
2048×1536ドットの高精細な9.7型液晶を採用したタブレット。Wi-Fiモデルのサイズと重量はW185.7×D9.4×H241.2mm/約652g。第4世代「MD513J/A(Wi-Fi 16GBモデル)」にて、手書きアプリ「Note Anytime」の標準ペンツールを使ってテストした
⇒鳴舟先生の手書き文字【拡大画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=457237
★田中鳴舟先生の批評
「曲線を引いてもドット感がないね」と、解像度の高い画面を評価しつつも、静電容量式パネル特有の固く滑る表面と表示の遅れがどうしても気になるという。「紙と同じ感覚で線を引くと、どうしても表示の遅れが気になってくる。指で操作するアプリなんかのことを考えると仕方がないけど、表面の固さや滑り具合も紙とは異質だから、タブレット用の書き方をマスターしないと使いこなせないかもね」。
【電子ノート WG-N10】
実勢価格1万2800円/シャープ
<メモ帳の軽快さとデジタルを融合!>
6型の液晶を搭載した、手書きメモ専用ツール。最大1000ページのメモが保存可能で、PCにも転送できる。メモ帳のような軽快な操作性を重視して設計されており、レスポンスの速い感圧式パネルを採用している。W111×D9.9×H155mm/約210g
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★田中鳴舟先生の批評
「いくらでも素早く筆を走らせられる点がいい。表面も非光沢で紙に近いので、サッとメモを残すには使いやすいね」と、感圧式ならではのレスポンスの速さと紙に近い表面の感触を褒める。ただし、筆圧が表現できない仕様には不満な様子だった。「力を込めても抜いても同じ太さになるから、『はらい』のような表現ができないね。サッとメモするならいいけど、丁寧に文字を書く人向きではないかな」。
⇒【Surface RT】の書き心地はコチラ https://nikkan-spa.jp/457178
― 「手書きガジェット」は紙を超えるか!?【2】 ―
『iPad』 Apple 第4世代 iPad Retinaディスプレイモデル |
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