ネット接続率26%「スマートテレビ」は買いなのか?
6年前に購入した我が家の液晶テレビの買い替えを検討するとき、気になるポイントは3つある。3D、4K、スマートテレビだ。そこで地デジ完全移行後、最新事情にすっかり疎くなっていた記者が、買い替えに向けて最新テレビの実力に迫った。
◆気になる価格。4Kはまだ高嶺の花
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◆ジェスチャー操作でBS・CS番組もすぐに表示
BS・CS放送でお気に入りのチャンネルがあるという人にとって嬉しい機能がジェスチャー操作だ。リモコンをテレビに向けて文字を書くことで、チャンネル選択ができる機能だ。「181」や「331」などシンプルな形の数字であれば、一発で入力できそう。
地デジ化以降のリモコンといえば、縦長で大きく、青赤緑黄のボタンなど多数のボタンで構成されているものを思い浮かべるだろう。しかし、LGのマジックリモコンはエルゴノミクス(人間工学)に基づいた手に馴染む形状で、直感的な操作を可能にしたシンプルなボタン構成のものも登場している。
テレビ視聴以外に、Webサイトの閲覧や、動画の選択などの単純操作をおこなうスマートテレビに対応したものといえるだろう。他にも、手を顔の横にかざしてチャンネル選択や音量調整を行えるモーション認識機能もあり驚いた。今後もより気軽にテレビを操作しリラックスして楽しめるよう進化していくのだろう。
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◆スマホとテレビの連携が進化していた!
LGのスマートテレビの一部機種には「Tag Onステッカー」が付属する。このステッカーには、NFC(近距離無線通信規格)チップが搭載されており、NFCに対応したスマホをタッチするだけで、簡単にスマホとテレビを連携させることができる。Tag Onアプリを起動しタッチするとスマホの画面に上と下の矢印が大きく表示される。上にフリックするとスマホの画面をテレビに表示(Miracast)、下にフリックするとテレビの画面をスマホに表示(2nd Display)できる。
ネットワーク接続に対応したテレビでも、スマホと連携させるための設定は、複雑な場合が多い。ステッカーにタッチするだけであれば、初心者にもやさしい。機能名称はわからずとも、操作画面から直感的に操作できる点はGood。
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ここまでは、主に操作性を重点的に検証したが、スマートテレビの魅力といえばビデオオンデマンドサービスだろう。パソコンよりも大画面で、豊富に用意されたサービスから、好みの動画をみることができる。
今回、最新のスマートテレビに触れ、6年前に買った記者のテレビと比べると、LGのスマートテレビのようにリモコン一つで快適に直感操作できることの多さに驚かされた。YouTubeやビデオオンデマンドサービスなど、コンテンツの充実に合わせて、操作性が格段によくなっているため、それらを気軽に容易に楽しむことができるようにもなっていた。
百聞は一見にしかず。今、テレビの買い替えを検討しているという人は、スマートテレビに注目し、量販店などで実際にリモコンを持って操作してみることをオススメする。 <取材・文・撮影/林健太>
まず、テレビ購入時に考えるのは価格。4Kディスプレイのテレビは、かなりキレイなのだが50インチ以上で安くても50万円台からと高額。一方、液晶3Dテレビは、32型であれば10万円以下で買えるように。最近、各メーカーから多数のモデルが登場しているスマートテレビは、32型なら5万円以下のモデルが見つかるほど、手頃なものになってきており、今買い換えるのであれば最も興味深い存在だ。
そもそもスマートテレビとは、ネット接続を前提にビデオオンデマンドサービスやYouTubeなどによる動画の視聴、Webサイトの閲覧、Skypeでのテレビ電話、TwitterなどのSNSサービスやアプリが容易に利用できるテレビだ。
流行りではあるものの、実際テレビをネット接続している人はどのぐらいいるのだろうか?調査会社のイードが全国の男女800人に行った「テレビに関する意識調査」によると、約4人に1人の人がネットに接続しているという。
そんなネット接続前提のスマートテレビの魅力は何なのか? スマートテレビを多数取り扱っているLG SmartTVの最新モデル「47LA8600」を実際に使い、6年前のテレビと性能の違いを比べてみた。
◆音声検索の精度の高さにシビれた
まずはWebサイトの閲覧が快適にできるかどうか気になるところ。サイトの閲覧に欠かせない検索は、ソフトウェアキーボードでの入力はやや面倒くさい。だが、最近の機種ではリモコンから音声検索が行える。しかも、その精度は非常に高く、「今週のジブリ」や「花火大会 撮影スポット」などの文章もわずかな時間で入力することができた。
この精度の高さの秘訣は、スマホの音声検索と同じシステムを利用しているからだそうだ。「スマートフォンなどでよく利用される音声認識技術と同じものをテレビでも使えるというからうれしい。これだけの精度があれば、旅番組で登場した温泉をすぐに検索して、週末の予定を家族と相談するといった使い方ができそうだ。
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