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「食事中のスマホ禁止」ラーメン屋店主の“見間違え”で注意された男性客。“無実の罪”に反論した結果…

 飲食店などで時折見かける店舗独自のマイルール。特にラーメン店の場合、私語禁止や子供の入店お断り、スープは全部飲み干せ、注文方法が独特、など挙げればきりがない。  もちろん、ルールを設けるのは店主の自由だが、何も知らず入ってしまった場合、居心地の悪さを感じてしまう人がいるのも事実だ。
店内には“ながら食べ”を禁止する「スマホ禁止」の貼り紙

※画像はイメージです。以下同

店内には“ながら食べ”を禁止する「スマホ禁止」の貼り紙

 会社員の原智行さん(仮名・38歳)が旅行先で訪れたラーメン店も店内には《食事中のスマホ禁止》の貼り紙。マイルールのある店が存在することは噂で聞いていたが、実際に遭遇したのはこれが初めて。  ラーメン店自体、普段はそれほど行く機会がないため、「最近はこういう店も増えているのか」くらいにしか思っていなかった。 「でも、周りを見ると、注文したラーメンを待っている人は、普通にスマホを見ていました。だから、あくまで食事中の“ながら食べ”を禁止にしているのだと認識。私もスマホゲームをやっていました」  ちなみにこの店は、町中華系の店ではないラーメン専門店。週末でも午後2時過ぎと本来飲食店が空いている時間帯ということもあり、入口に行列はできてなかったが、それでも店内は客席の7割が埋まっていた。 「現地では人気店だったのかもしれません。たまたま見かけてフラッと入った店でしたが、この店を選んだのは大正解だったかも、とこの時点では期待していました」  ラーメンが出てきたのは、スタッフに食券を渡してから約5分後。濃厚な旨味が広がるも、後味がすっきりしている醤油系のダブルスープは、中太のストレート麺との相性も良く、原さん好みの味だった。それだけにこの後起きた出来事は、せっかくのラーメンの美味しさを台無しにさせ、店の印象を最悪なものへと変えてしまった。

身に覚えのない「食事中のスマホ」で注意された

 実は、ラーメンを食べている途中、カウンタ―内の厨房にいた店主らしき男性に突然、「お客さん、食事中のスマホはやめてもらえますか?」と言われたからだ。  貼り紙のルールを守って、食事中はスマホを開いていなかったため、最初は自分が注意されていると気づかなかったが、店主はこちらを睨んでいる。  そこで「私ですか?」と原さんが尋ねると、店主は「禁止の貼り紙を出してるじゃないですか」とキレ気味に言ってきたそうだ。 「誓って言いますけど、私はラーメンを食べ始めてからスマホは一切触っていません。画面はカウンターのテーブルに下に向けて置いていて、食べながら画面を見られる状況にはなかったんです。  そのことを説明しましたが、なぜか私が店のルールを破ったと信じて疑わず、こちらの言葉にも耳を傾けてくれませんでした」  だが、ここで思わぬ味方が現れる。原さんの隣に座る妻らしき女性と来ていた30代くらいの男性が手を挙げると、「この人、本当にスマホ見てないですよ」と証言してくれたのだ。
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第三者の証言があっても店主は謝らず
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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