バブル期の贅沢を再現!大雪で通行止めのなか苗場を目指してみた【後編】
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
六本木でタクシーを止めるため車道に飛び出したとか、みなさんも一度は耳にしたことがある50代のバブル武勇伝。そんな狂乱のバブル期には、金曜夜になると関越自動車道や環状八号線は大渋滞。若者は苗場を目指したんだそうです。そこで今回は、アベノミクスでバブルがきたときの予行演習ということで、バブル期の若者の冬の贅沢を再現してみました!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆40年ぶりの大雪で通行止めのなかバブルへの復讐のため苗場を目指しました【後編】
⇒【前編】はコチラ
通行止め地点まで行って除雪車に敬礼した後、関越に戻るべく雪深い県道へ。通れるじゃないですか! このステキなスノーロードを独り占め! ロマンチックだなあ。アウトランダーは乗り心地もよく、バッテリーのおかげで重心が低い。安定して走ってくれるぜ。車中はオッサン3名だが、ここぞとばかりに大音量でユーミンをかけまくる。
そして苗場へ到着。かつて2時間待ちがアタリマエだったゴンドラも、今や待ち時間ゼロ――と思ったら強風で運航中止、無念。それでもブリザードのなかゲレンデを満喫、そして夜はユーミンのコンサートへ。
アンコールでの『中央フリーウェイ』そして『ブリザード』、涙が出ました。踊り狂いました。諸君、今こそバブルを再現する時だ! あ、みんなバブルを知らないか。
【結論】
雪害の直後でも、こんなにラクに苗場に行けてしまうなんて、日本は、ものすごく豊かになった。あとは賃金が上がれば言うことなし。みなさん、とにかく楽天的になりましょう! バブル、カムバーック!
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