女子が「世代差を感じた」プレゼント。アラフォー以上は要注意!?
漫画家の峰なゆか氏が「友たちが38歳童貞とデートしたところ、なんと! 2014年に! ティファニーのオープンハートをプレゼントされたという話を聞いて、やっぱ童貞ってすげえなって思った」とツイートしたところ、「童貞をバカにしている」「男の純粋な気持ちを笑うなんてヒドい」と炎上して話題になっていた。
しかしまあ、大概の女からしてみればティファニーのオープンハートなんていまどきダサくてつけられないし、そもそもシルバーのアクセサリーよりもゴールドのアクセサリーのほうが隆盛を極める昨今、もらっても困るというのが本音だろう。相手の童貞男性は、90年代のまま時が止まってしまっていたのだろうか。実は、この「時が止まっているプレゼント」をもらって困ってしまったという女子は少なくない。女子の間でネタにされている「世代差を感じた」プレゼントの例を集めてみた。
◆ゴディバのチョコレート
「最近の女のコは、キャンディよりもチョコをお返しにもらったほうがうれしいんだよね!? ゴディバだよ! ゴディバ!!」と言って、43歳の上司がホワイトデーにくれたゴディバのチョコレート。飴よりチョコレートのほうがうれしい女子が多いと調べているのがかわいらしいし、チョコレート自体もおいしいからうれしかったんですけど……。「チョコレートといえばゴディバでしょ!」といまだに信じているのがアラフォーっぽいなあって思いました(笑)/28歳・公務員
◆ひと昔前に流行った香水
続いて多かった意見が「クリスチャンディオールのプワゾン」「シャネルのアリュール」「ブルガリのプールオム」など、ひと昔前に流行った香水。
年に何回か飲みにいく48歳のおじさん友達が誕生日にくれたんだけど、プワゾンなんてバブルの代名詞みたいな香水いまさらつけられっか! まあ、会うときはつけていってあげてますけどね。どうせ年に数回だし(笑)/31歳・通信
不倫相手(44歳)があるとき突然くれたプールオム。「俺と同じ香りだから」って……あえてメンズものを贈るとか、俺と同じ香りに染めるとか、いちいち90年代感が漂う!! ていうかそもそも香りってすごく好みがわかれるものだし、勇気があるなあって思いました。あ、同じ香りなら香りが移っても嫁に浮気バレしづらいからっていう理由だったのかな? だとしたらかなりムカつく!!/27歳・メーカー
40歳のカレが転職祝いにくれたアリュール。大学生のときはつけてたんですけど、アラサーのいまつけるには甘すぎて……。香水にも流行り廃りってありますからねえ/30歳・広告
◆温泉旅行+新幹線チケットをサプライズプレゼント
不倫中のカレ(48歳)に、誕生日前に「今週の土日空けといてね」って言われて。それで、誕生日のときに「はいコレ」って新幹線のチケットを渡されたんです。「週末、秋田の乳頭温泉に行こう」って。結婚してるのに土日を無理して空けてくれたし、温泉も好きだからすごくうれしかったんですけど、サプライズ演出にちょっと90年代のトレンディドラマっぽさを感じましたね。実際そういうドラマ、ありましたよねえ。松嶋菜々子と椎名桔平が出てたヤツ……[注・「スウィートシーズン」(98年、TBS)。旅行代理店に勤める明良(椎名桔平)が不倫相手の部下・真尋(松嶋菜々子)に「Let’s take a journey!」(英語!!)と書かれた付箋とともに京都行きの新幹線チケットを渡すところから物語が始まる]。ドラマを真似してやってたんだったらさすがにヒキますけどね……。
「キャンディよりもチョコレートのほうがうれしいだろうから」とか、予定を確認したうえで相手の好きな温泉旅行をプレゼントしたりとか、相手への思いやりが見える分には、多少世代差を感じようとも、女はうれしいものなのだ。しかし「オープンハート」や「自分と同じ香水」などは女の気持ちを一切考えていない青春回顧や自己満足。峰氏も「相手の好みも考えずに、一人で勝手に『ティファニーをあげれば彼女は喜ぶに違いない!』って決めつけるのって純粋な気持ちとかじゃなくてただの自己満じゃん。『女はAVでやっているような激しい手マンで喜ぶに違いない!!!』って発想と何も変わらないと思うんだけど」と指摘している。相手の気持ちに寄り添ってあげるもの、とわかっていても、ともするとエゴが出てしまうのがプレゼントの難しいところ。男も女も、プレゼントを贈る際は、あげる側の自己満足になっていないか冷静に考えながら選ぶことを肝に銘じたい。 <取材・文/マッキーナ>
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