合コンで絶対に言ってはいけない一言
浮かれ気分から余計なことを言いがちな酒の席、ましてやそれが合コンともなれば致命傷となるのは間違いない。しかも、男からしてみれば褒めたつもりなのに、女側からすると「不愉快」に感じるケースがあるという。そこで、20~30代の女性200人へのアンケートを実施、「合コンで言ってはいけない一言」をリサーチしてみた!
◆【男】大人っぽくて、落ち着いて見えますね
イラつくとの声が圧倒的に上がったのは、年齢と見た目。「『大人っぽい』や『落ち着いている』は、“老けて見える”のカムフラージュだとわかってます!」(20歳・調理師)、「どう見ても社会人なのに『学生だと思った』は言いすぎ! 実際の年齢より、明らかに若く言われると、気を使われているのがバレバレで、こっちが恥ずかしくなる」(39歳・主婦)と、散々な言われよう。ここは「年相応の落ち着きがある」が正解なのだろうか。
◆【男】AKBにいそう
また、軽々しく芸能人に例えるのも気をつけたい。「よく、『AKBにいそう』って言われるけど、いっぱいいるし、全員がかわいいわけでもない。“平凡”とでも言いたいのか? イラつく!」(28歳・事務)、「Qちゃんこと『高橋尚子さんに似ている』と言われ、リアクションに困った。微妙すぎる路線で、どうしていいかわからず、一気に盛り下がった」(21歳・学生)。
同様に、今をときめく「『なでしこJAPANに似てるね』と言われても、素直に喜べない」(28歳・OL)。上記のほか、「あやまんJAPANに似てるって、そこまで女を捨ててないし!」、「おかもとまりはかわいいけど、しょせん色モノ」と素直に喜べないラインで例えないほうがよさそうだ。
「読者モデルにいそう」と褒めても「自己顕示欲が強いってこと?」「目立ちたがりって意味?」。さらに「スーパーモデルっぽい」は、「よく見たらかわいくない。遠回しにブサイクと言ってるの!?」と受け取られるので注意されたし。
◆【男】元カノに似てる!
合コンの定番、「元カノに似ている」にも非難殺到だ。「嬉しくとも何ともない。で? 私とどうなりたいの?」(32歳・事務)。……そう言われると、ぐうの音も出ない。「もっと最悪なのが『誰かに似てるよね』と話を振るくせに、その“誰か”が出てこない場合。思い出せないなら振るな! 私も一緒にスベっているのがわからないの?」(28歳・営業)
せめて合コン中に思い出したいけど、出てこないんだよなぁ。
◆【男】細いコよりぽっちゃりしてるコが好きだな
体形を話題にしてしまう男に対しては、断トツで「デリカシーがない」と認定されてしまう。「『細いコよりぽっちゃりしているコが好き』とか言ってたくせに、好きなタレントはみんなスリム。気を使ったのかもしれないけど、『細いコが好き』とハッキリ言ってほしかった」(34歳・主婦)
かといって、ハッキリと「君の体、ムチムチしてて、俺は好きだよ!」などと、言おうものなら、「おめぇに言われたくねェよ」(27歳・会社員)と睨まれる
男からするとフォローのつもりで、太っているコには「安産型」「ぽっちゃり」「癒し系」と言葉を濁し、痩せているコには「俺は貧乳好き!」などとアピってしまうが、これは「みんなの前で余計なことを言うな! ていうか、どこ見てんの!?」(26歳・販売員)と、セクハラ騒ぎになりかねない。訴えられる前に、体形の話題は“地雷”と心得ておこう。
◆【男】目がかわいいよね~
百発百中かと思う「かわいい」でさえ、言い方によっては女の逆鱗に触れる。「『目がかわいいよね~』って、目だけ? 超不満!」(27歳・事務)、「高い所に置いてある荷物を取ってもらったとき、『背がちっちゃくてかわいいね』と言われた。本当はチビって言いたいんでしょ!」(20歳・専門学校生)、「童顔がかわいいって、子供っぽいって意味じゃん!」(20歳・専門学校生)と外しまくり。
チャラ男のノリで「君の友達、かわぅい~ね~!」なんて言おうものなら、「私は……?」(26歳・事務)と、買わなくてもいい怒りまで買うことに。「怒った顔も、またかわうぃ~ね~!」と、悪ノリのまま突っ走ると、「マジでキレてるんですけど !!」(20歳・学生) と、一触即発の状態に。もはや、合コンどころの騒ぎではない。
◆【男】清楚系でお嬢さまっぽいね
かといって、洋服やアイテムに逃げると、「内面を見ていない」とディスられる。「合コンで『いいバッグ持ってるね』と言われた。確かにブランド物を身につけて行ったけど、持っているものだけ褒められても、まったく嬉しくない。人を持ち物で判断するな!」(28歳・小売り)
「『清楚系で、お嬢さまっぽいね』と言われて、上品な女性に見られたのかな?と、イイ気分になっていましたが、よく考えてみたら、お嬢さま=おとなしい=つまらない=脈はない!?と勘繰って落ち込みました」(26歳・派遣社員) 女は面倒くさいくらいナイーブでデリケートな生き物なのだ。
◆【男】クールだね
ここまできたら、起死回生で“内面”を攻めるしかない。
「『面白いよね』と、よく言われます。芸人扱いされている気分。女性を褒める言葉には思えません」(36歳・サービス業)、「『クールだね』は、とっつきにくいという言葉の裏返しだとすぐわかった」(36歳・パート)、「『ノリがいいよね~!』って、女として見れないって意味ですよね」(26歳・サービス)。酔ってると、つい本音が出てしまうからなぁ……。
◆【男】女は愛嬌だよ!
何を褒めていいかわからなくなって、雰囲気やパーツのみを絶賛すると、しっぺ返しの可能性が。
「『声がすごくいいね』と言われた。そこしか褒めるとこなかったのかな……と、寂しい気持ちになりました」(29歳・主婦)、「『オレ、目立たないコが好きなんだ』って、地味で悪かったな!」(38歳・パート)、「『女は愛嬌!』って、私がブスってこと?」(23歳・メーカー勤務)。その深読み、逆にスゴいです。酔いも冷めるようなキツ~いお言葉のオンパレード。ハメを外す前に、合コンメンバーから外されないように気をつけるべし。
― 厳禁[女を激怒させる何気ない一言]【5】 ―
イラスト/もりいくすお
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