民主党は[沖縄・泡瀬干潟]を救えるのか

控訴審で「差し止め」が命じられても、沖縄市は意地でも計画を推進。 水質悪化、生態系・地域コミュニティの破壊が止まらない 【担当編集からのコメント】  10月15日、福岡高裁那覇支部で泡瀬干潟埋め立てに関する事業の公金支出差し止め判決が下り、10月27日、東門美津子沖縄市長は上告断念を発表した。  日本有数の貴重なサンゴ礁干潟を埋め立てて、人工リゾート島を作るという当初の計画はすでに破綻している。しかし「第1期工事(96ha)容認、第2期工事(91ha)困難」を表明している市長は、事業の継続をまだあきらめていなかった。  なんと再び、第1期工事の埋め立て地を利用した、新たな計画をたてるのだという!  工事がまず先にあって、利用計画を後で考えるという本末転倒の状態だ。  しかし、悠長に構えてはいられない。こうしている間にも、工事区域周辺の生態系は急速に崩れ、護岸で覆われた区域の生物はどんどん死んでいってしまう。この無謀な計画で痛めつけられた泡瀬干潟の、環境の激変ぶりを緊急リポートする。