【老後ぼっちTEST】孤独な老後を過ごす人の6つの特徴
老後への不安から、貯金に励んでいる方は多いだろう。だが、老後の幸・不幸を左右するのは当然ながらカネの問題だけではない。6/24発売の週刊SPA!では「恐怖の老後検定」という特集を組んでいるが、老後の危険因子を「ぼっち(孤独)、貧乏、ボケ」の3因子……「3B」が揃ったとき、老後が限りなく悲惨なものになると指摘している。本特集では、これらの危険因子を、さまざまな角度からあぶり出しているので、その一端を紹介したい。
まずは、「ぼっち」だ。老後のぼっちを回避する、手っ取り早い手段は「パートナーを持つ」こと。だが、国税調査のデータが示唆するのは、30代後半の未婚男性が5年以内に結婚できる可能性はわずか1割……という残酷な事実。「35歳以上独身」は、この1項目のみでレッドカードだ。とはいえ、嫁がいても安心はできない。熟年離婚は生粋のぼっちよりツラいかも。
「リタイア後は毎日朝から晩まで夫婦が顔を尽き合わせるわけですから、それが耐えられないと離婚を考える奥さんは少なくない。なかでも、自分でも仕事を持っている奥さんは、生活不安が少ない分あっさり熟年離婚に踏み切りますね。その場合でも『もらえるものはもらわなきゃ』と、旦那さんの退職金が確定するまでジッと待つのはお約束」と解説するのは、弁護士の荘司雅彦氏。
専業主婦でも、奥さんが財布のヒモを握っている場合は、平気で1000万円以上のヘソクリを貯めたりしているらしいから油断できない。ちなみに、熟年離婚時の財産分与で分捕られる金額はおいくらほど?
「調停例や裁判所の統計を見ると、相場は500万円程度ですね。追加要素で浮気などがあった場合は、過去の所業であっても、さらに上乗せさせる可能性がある。自宅は資産なので分与すべき金額に加算されますが、その場合、貯金がないと悲惨です。分与する現金がないわけですから、自宅を売って工面しなければなりません」
退職金は大幅に減るわ、住む場所はなくなるわで踏んだり蹴ったり。何が原因でそんな仕打ちを受けなければならないのか。
「旦那さんに“ないがしろにされている”と感じている奥さんは鬱憤を貯めやすい。家事労働を軽んじて『オレが食わせてやってる』的な態度を取る旦那さんは要注意。熟年離婚に至る夫婦は、ほぼ例外なくセックスレスですが、これも“自分を女性として見てくれていない”という不満に繋がるようです」
そこで下記TESTを試してほしい。
<老後ぼっちTEST 当てはまる項目にチェック!!>
●35歳以上の独身である(結婚予定なし)+5
●妻に安定収入がある +2
●子供がいない&作る予定もない +1
●専業主婦の妻を「食わせてやってる」と思っている +1
●妻とはセックスレスである +2
●家計の管理を妻に任せっきりにしている +2
5点以上は赤信号だ……。そのほか「貧乏」「ボケ」についてはぜひ本誌の検定を参考にして老後に備えて頂きたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/高仲建次>
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