女子にモテないクルマはどっちだ?「シビックタイプR vs アルトワークス」
一方、その対抗馬と目されているのがアルトワークスです。バブル期、軽最速マシンとして登場したアルトワークスが、約15年ぶりの復活を果たしたのは、アベノミクスの景気回復効果でしょうか? スズキ開発陣の血の滲むような軽量化への努力の甲斐あって、小さいナリしてメチャクチャ速くて楽しいです。さすがにニュル最速のシビックタイプRよりはだいぶ遅いですが、安い税金で思う存分走りを楽しめるということで、かつて走り屋を気取った中高年に人気となっております!
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1064655
つーかシビックタイプRを買ってるのもほとんど中高年。どっちにせよ、本人がモテないことは確定済みではありますが、それに愛車のモテない度が拍車をかけるという涙の構図であります!
予想は五分五分。シビックタイプRは走り屋っぽさとオタク感で上回り、アルトワークスは軽の走り屋という貧乏感が強みです。投票は、編集部に出入りの24歳から34歳までの女性10人を無作為に選出して行いました。果たして結果は!?
アルトワークス 10票
シビックタイプR 0票
なんとアルトワークスの完全試合! 10人中10人が、モテないカー選手権初代チャンピオンとして、アルトワークスを選出しました!
「軽は生活感がある」(24歳)
「軽はドキドキしない」(25歳)
「ナンバーが黄色だから」(27歳)
「そもそも軽自動車だから」(28歳)
「軽自動車なのにちょっと頑張っている感じがイヤ」(29歳)
「軽自動車はカッコいい人が乗ってなさそう」(30歳)
「見た目からしてモテなさそうな人が乗ってそう」(31歳)
「軽だから」(34歳)
「イケメンは軽自動車に乗らないと思う」(34歳)
結局、アルトワークスとは無関係に、「軽がイヤ」という答えが大半を占めました。逆にシビックタイプRに対しては、意外にも「肉食っぽくてカッコいい」という声もありました!
どうやら「走り屋臭いのはモテない」というのは、我ら中高年の思い込みで、現在の30代前半までの女性は、そもそも走り屋自体を知らないため、リヤウイングがイヤという感覚もないようです! リヤウイングを嫌うのはアラフォーまでだったんですね。大変勉強になりました! アルトワークスの活躍を心から祈ります!
【結論】
若い女性は走り屋を知らないため、走り屋っぽいクルマに対する嫌悪感もない。これは中高年にとって朗報! カネ持ってる中高年のご同輩諸君、今こそ走り屋グルマを買ってブイブイ言わせようじゃありませんか!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ