ルイジアナUWFは1987年4月にNWAクロケット・プロに吸収合併され、同団体所属だったスティングはNWAクロケット・プロと再契約。シングルプレーヤーとしての道を歩みはじめた。 　1990年代にWCW、WWEのメジャー2団体でそれぞれ一時代を築くことになるスティングとウォリアーがルーキー時代にタッグチームを組んでいたという事実は“運命のいたずら”といっていいかもしれない。 　キャリア2年4カ月のルーキー、スティングは“クラッシュ・オブ・チャンピオンズ”の大舞台でフレアーを相手に45分時間切れドローの名勝負を演じた。この試合はスティングの出世試合であるとともにじつはWCW誕生のプロローグでもあった。(つづく) ※この連載は月～金で毎日更新されます 文／斎藤文彦　イラスト／おはつ ※斎藤文彦さんへの質問メールは、こちら（https://nikkan-spa.jp/inquiry）に！　件名に「フミ斎藤のプロレス講座」と書いたうえで、お送りください。