フーゾクと風俗営業の違いとは――今さら聞けない夜遊び雑学【コラムニスト木村和久】
ちなみに、性風俗店で遊んだときの領収書だが、昔は「○○興業」みたいな、いかにもソープじゃんみたいな領収書だったが、今はどこぞの店から、持って来たのか分からないが、「トラットリア」って、イタリアンじゃん。わりと普通のレストランの領収書を出して来る。レストランなら、経費で落とせるという方は、重宝しているようですぞ。
さらにクレジットカード支払いだが、本来はクレジット手数料が料金に含まれているのに、割増しを迫ってくる場合がある。レストランなどではないが、1~2割のキャバクラで、カード手数料と称して余分に10%程度を取ることがある。キャバクラって基本料金が1万円だとすると、「税金・サービス料」と称して15~35%上乗せして当たり前ですからね。さらに総支払額にカード手数料を二重に乗せて来るから、ひどいもんだ。これが風俗店となると、もっと凄まじくカード手数料20%なんてのがザラになる。「カード使えますよ」という誘い言葉に乗せられて、豪華なメニューで遊ぶと、とんでもない金額を払わされるので要注意ですな。
カードの手数料の仕組みは、各店ごとにランクがあり、そこで手数料が自ずと決まって来る。都内の優良キャバクラのカード手数料は、約3.5%程度で、本来は飲食料金に含まれる。これがなんとかカード審査を通った新規の風俗店だったら、リスク代も含めて10%に限りなく近くなる。でもね20%はないでしょ、それ乗せ過ぎですよ。
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
個人的に体験した史上最高のカード手数料は、昨年行った歌舞伎町のぼったくりキャバクラで、そこはカード手数料40%だった。ありえないっすよ。2人でものの10分で、10万円なりと請求され、押し問答の末、払うことになったが、カード支払いと言うや、40%乗せて来ましたから。某出版社の担当が、泣く泣く15万円ほど払ったけど、ほんと治安の良い日本の出来事とは思えませんでしたね。
■木村和久(きむらかずひさ)■
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