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BABYMETALを769日間追いかけた男が語る――ベビメタは日本そして世界市場をいかにして獲得したのか

外国のファンは日本よりも多様


――かつてメタルにハマった人は、40~50代に多いのでしょうか。

カネコ:そうですね。ただ、それも一部にとどまります。より多いのは、かつて自分でバンドをやっていたという人。もちろん、彼らの音楽ジャンルはメタルに限りません。オフ会に行くと、元バンドマンが本当に多いです。

――ベビメタは音楽の造詣が深い「玄人」から評価されているのかもしれません。外国のファンはいかがでしょうか。

カネコ:外国のファンはまた違います。日本よりも多様で、イギリスのライブでは親子連れのお客さんも目立っていました。さらには、見た目が70代くらいのおじいちゃんやおばあちゃんもいる。ベビメタのかっこよさや音楽性がそれだけ支持されているのだと思います。

――外国のライブで老若男女が集う理由は、日本のフェスが山奥で開催しているため、アクセスが悪いのも関係しているのかもしれません。

カネコ:そうですね、ヨーロッパでは街中でライブが開かれることが珍しくないですから。とはいえ、ベビメタがライブを開いたイギリスのネブワースはかなり中心地から離れています。にもかかわらず、老若男女が集っていました。

――ほかに外国のライブで感じることは?

カネコ:お客さんの楽しみ方が違いますね。外国のライブでは撮影がOKなんです。「ファンカム」というファンが撮った動画がYouTubeによくアップされています。そういったネット上の動きが逆輸入的に日本市場の拡大に貢献した部分も大きいと思います。YouTubeにアクセスしたことでファンになる人が多いですから。

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ライブに行きたい「衝動」が生まれる

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BABYMETAL 追っかけ日記

一人のアイドル好きの男性が、身も心も仕事もベビメタ一色になっていく





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