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はじめての水樹奈々@東京ドーム「ライブハウスのような一体感に感動」

水樹奈々  水樹奈々が12月3、4日、自身初の東京ドーム公演『LIVE CASTLE 2011』を行い、2日間で8万人を動員した。「QUEEN’S NIGHT」(3日)、「KING’S NIGHT」(4日)というそれぞれのコンサートコンセプトにちなんだ華美な衣装に身を包んだオープニング、気球での会場一周、ショートムービーから飛び出した羽根が生えたライオンに乗っての登場……。存在感のある舞台装置にユーモアを交えた演出、みどころを挙げればきりがないステージだっただが、水樹奈々ライブ初体験の記者がもっとも印象に残ったのは、彼女と会場に詰め掛けたファンの一体感だった。 ⇒ 【拡大画像】 ライブフォトレポート https://nikkan-spa.jp/110931/K-63   1997年のデビュー以来、「魔法少女リリカルなのは」、「ハートキャッチプリキュア!」など多くの作品に起用される人気声優。そして歌手としても「深愛」、「PHANTOM MINDS」など多くのヒット曲をリリース、NHK紅白歌合戦にも3年連続出演が決定した水樹。今回の東京ドームでの公演は、自身のみならず声優としても初。これまでにも紅白出場や西武ドーム公演、オリコン・ウィークリーチャート1位獲得など声優界のトップランナーとして樹立してきた偉業に新たにひとつ金字塔が加わった。  抜群の声量に伸びやかなビブラート、印象的な裏声、その歌唱力、すでに高い評価を得ている。ただし、一身で会場をアジテートする様子がライブならではのもの。小柄な体躯からは想像もできないその堂々とした歌声は聴く者の感情を高ぶらせ、ファンは曲調にあわせたカラーのサイリウムを突き上げ、それに応える。一転、多少の拙さを感じさせるMC時には、温かい空気に包まれる。今回のライブの様子に密着したドキュメンタリー番組が、NHKで彼女の誕生日である2012年1月21日にOAされることが本人から発表されると会場からは大きな拍手、「NHKサマ、ありがとう!」との絶叫も。  Wアンコール後には会場のファンに向けて、専用のバズーカ砲でプレゼントを配布。その最中、BGMとして「SUPER GENERATION」が流れるとファンによる大合唱が自然発生。すべてのプレゼントを打ち込み終えた水樹が、4時間近い時間をともにした観客への感謝の気持ちを込め一緒に歌い始めたとき、会場の一体感が最高潮に達したように感じられた。  ライブのシメの恒例だという、「これからも水樹奈々に~」との彼女の問いかけに「かかってこ~い!」と会場が応えるやりとりののち、最後まで名残惜しそうに手を振りながら舞台中央の“城”のなかへと姿を消し、すべてのプログラムが終了。4万人のファンが詰め掛けているはずの東京ドームでのステージだったが、まるで数百人規模のライブハウスでのアーティストと観客との距離感の見ているようだった。  余談だが、ライブ以降、記者の頭のなかでは今回の公演で披露された曲が流れ続け、街中やウェブサイトで「水樹」という名を目にするとつい気になってしまう日々が続いている。どうやらすっかりハマってしまったようだ。 ●2日間のセットリストはこちら⇒https://nikkan-spa.jp/111872 取材・文/江口裕人 写真/寺坂Johney!
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