更新日:2017年11月27日 21:12
カーライフ

事前予約で日産リーフに完勝!なぜテスラの新型EVは同程度の価格でもリーフより航続距離2倍が可能なのか?

 そもそもテスラが使用するバッテリーは、パソコンなどに使用する汎用品につき、コストダウンが可能というのが一つの理由でありましょうが、もう一つはアメリカにおけるCO2削減クレジット売買益と考えられます!  カリフォルニア州では、企業間でCO2排出権が売買されております! テスラはEVしか生産しておりませんので、これで莫大な利益を得ると言われておるのであります!!
テスラモデルS

こちらは自動運転が可能なテスラモデルS(926万円~)。このほかにもテスラはSUVタイプのモデルXをラインナップ(8万ドル~)。日本にも今年、納車が開始される模様。そして真打ちのモデル3は400万円以下。高級品を出してから普及品を出すというブランド戦略の王道であります!

 加えてテスラは、モデル3に40万台の事前予約が入ったことで、将来的に1兆5000億円の売り上げを得る計算でありまして、これで株価が暴騰すれば資金調達は青天井。まだ年産約5万台(トヨタは約1000万台)の小メーカーでありながら、アメリカ的大物量作戦が展開可能。涙であります!  そこで本誌特別取材班は、横浜の日産本社より最新鋭のリーフを借り出し、航続距離のテストに向かったのであります! 目的地は横須賀の「記念艦三笠」であります!! 日本海大海戦でロシアのバルチック艦隊を破った当時の旗艦。我が国の栄光の証言者であります!
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最新鋭のリーフ、航続距離のテスト結果は?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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