エリートリーマンよ、伊豆に行け!
――いま、新卒一年目の後輩エリートリーマンたちに伝えておきたいことを教えてください。
石原:たしかに、社会人なりたてのころは西麻布にあるようなオシャレなお店で合コンしたくなる気持ちもあるでしょう。しかし、それでは財布が持たないし、自分たちというよりお店の魅力ありきになるので、本当の戦いができなくなります。なので、新卒1年目のうちから安居酒屋でもOLちゃんを楽しませられるスキルを少しずつ磨いてほしいですね。
二代目
二代目:事実、30代で西麻布のオシャレラウンジでOLちゃんを口説いているサラリーマンなんて少ないのです。お金が持ちませんし、すでに彼らはどこでも勝負できるスキルが身についているからでしょう。
神秘:これから夏が訪れます。そこで後輩のエリートリーマンたちにぜひ足を運んで欲しいのが伊豆白浜です。なぜか。ここの女のコたちには、西麻布や六本木では武器になるはずの学歴や会社名が一切通用しないからです。そんな記号が通用しない場所で現地の女のコを楽しませることができれば、東京に戻ってから、どんな居酒屋でも合コンを盛り上げられます。
二代目:海辺にいる男性は、肌が黒いし筋肉もある。そういうライバルたちと同じフィールドで戦うことで、度胸もつきますよ。
石原:モテるキーワードは
ワタミと
白浜。これに尽きます! 誰もが知っている場所で、知らない価値を提供できるようになってください。…って、学歴の話ぜんぜん関係なくなってるじゃん!
――仕事の面では何を伝えたいでしょうか。
石原:いま、世間では名だたる大企業の不祥事が続いており、混迷の時代と言っても過言ではないでしょう。となると、誰しもが「明日はよくなる」という希望を持てない時代です。
ではどうするか。学歴や企業名などのスペック主義、記号主義に走らないことです。それに走り過ぎたあまり、失われたときに自分の魅力がゼロになるからです。学歴や社歴がよい人ほど気をつけろ、ということです。
――昇進や出世がなくて悩んでいる若手社員もいるかもしれません。
石原:まず焦るなと言いたいです。いま、多くの大企業では若手の昇進が遅れる傾向にあります。それは社員の平均年齢が高くなっており、「上が詰まっている」状況だから。
また、配属されている部署が違うだけで、昇進スピードが異なる事もありますが、それは本人の実力ではなく部署によるものだと思うことです。なので、若手社員のころは昇進スピードは気にしてはいけませんよ! 名だたる経営者はみな、若いころ大変な苦労と挫折を経験していますから。
二代目:そうですね、この話をかつて昇進されずに悩んでいた若手のころの自分に言いたいです。
神秘:それでも悩んだときは、我々リーマンマイクのように仕事以外の芸を身につけておきましょう(笑)
<取材・文/日刊SPA!取材班>
20代エリートサラリーマンを読み解くキーワード
※1 青短…青山学院女子短期大学のこと。学生数の少なさのわりに20代前半のころ、合コンにおける出現率がやけに高い。
※2 ベランダ…西麻布交差点にあるラウンジバー。新卒1年目のサラリーマンがデートで使いがちな店。
※3 フィオーリア…合コンでよく使われるカラオケ店兼レストラン。オシャレな空間だが、少し前に値上げした。
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