“レッスルマニア7”でホーガンが王座奪回――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第108回
メインイベントのスローター対ホーガンのWWE世界ヘビー級選手権は、ホーガンが十八番レッグドロップでスローターからフォール勝ちを収め、前年4月の“レッスルマニア6”でウォリアーに奪われた同王座を11カ月ぶりに奪回に成功。終盤戦、半失神状態でキャンバスに大の字になったホーガンの顔の上にスローターがイラクの国旗をかぶせ、息を吹き返したホーガンがこれをひきちぎって大暴れするというワンシーンがこの日の最大ののクライマックスだった。
結果的に、ホーガンは“後継者”とされていたウォリアーとの再戦をおこなうことなくチャンピオンの座に返り咲き、“イラク軍曹”スローターはワンポイント・リリーフとしての仕事をまっとうした。
“レッスルマニア7”はLAスポーツ・アリーナに1万5000人の観客を動員(興行収益72万2035ドル=推定)。WWEはPPV契約世帯数を前年の“レッスルマニア6”を大きく上回る52万世帯とアナウンスしたが、ケーブルTV配給会社が正式発表した数字は40万世帯だった。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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