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全米を震撼させた“ステロイド裁判”――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第110回

「レス ラー」

全米を震撼させた“ステロイド裁判”で、検察側の証人として出廷した“スーパース ター”ビリー・グラハム。ステロイドの薬害を訴えた。(写真は米専門誌「レス ラー」表紙より)

 ペンシルベニア州体育協会公認ドクター、ジョージ・ザホリアンを被告とする“ステロイド裁判”がペンシルベニア州ハリスバーグでおこなわれたのは1991年6月。

 米司法省は医療以外の目的での指定薬物のアナボリック・ステロイドを処方、流通・販売したとしてペンシルベニア州ハリスバーグ在住の外科医・泌尿器科医のザホリアンを17の罪状で逮捕、起訴した。

 FBIがザホリアンの自宅兼クリニックから押収した証拠物件のなかからフェデックス速達便の伝票や“顧客リスト”がみつかり、ロディ・パイパー、ブライアン・ブレアー、ダニー・スパイビー、リック・マーテルといったプロレスラーの実名が捜査線上に浮かび上がった。

 拘留中の取り調べ段階でザホリアンが「ハルク・ホーガン、ビンス・マクマホンにもステロイドを売った」と供述し、ペンシルベニアの地方新聞『ペイトリオット・ニューズ』紙が一面でこれを報じた。

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ホーガンの動きは…

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